ITサービス会社のNECソリューションイノベータは2015年10月26日、ビーコンを使ったプッシュ型の情報配信システムを発売したと発表した。顧客や来場者などに対し、それぞれの場所で必要な情報だけをスマートデバイスに送信できる環境を構築できる。
「NEC スマートデバイス連携(ビーコン活用情報配信)」は、ビーコンを検知したスマートデバイスに対し、予め設定した情報を配信するためのシステム。ビーコンごとに配信対象を細かく設定することで、特定の場所にいる対象に対し必要な情報を配信できる。
配信対象者には、専用アプリケーションをスマートフォンなどにダウンロードしておいてもらう。アプリケーションを起動し、Bluetoothと位置情報の利用が有効になれば、自動的に配信情報を受信できるようになる。対応デバイスは、iOSとAndroidの搭載機になる。
配信したい情報の作成から配信までを同システムが持つCMS(Content Management System)で一括管理する。テンプレートを用意し、種々のスマートデバイスに対し、最適化したコンテンツを自動で作成するため、情報配信作業の省力化を図れる。
利用シーンとしては、観光地や商業施設などを想定し、観光客や住民などへのサービス向上を支援する。例えば、テーマパークで当日のイベントの変更情報を来場者に配信したり、動物園で動物の赤ちゃんのコーナーを訪れた来園者に、誕生時の様子を配信したりといった使い方である。観光ツアーの当日の残席数などを随時配信することも可能だ。今後は工場や物流拠点なども含め、幅広い分野に同システムを展開したい考えだ。
NEC スマートデバイス連携(ビーコン活用情報配信)の価格は、ビーコン20個まで検知可能な1ライセンスが年額132万円(別途ビーコン本体が必要)。ビーコンを追加する場合は、別途ライセンス料が必要になる。今後5年間で150ライセンスの販売を目標にする。
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