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米オラクル、Fusion Middlewareの最新版でハイブリッドクラウド環境への対応を強化

2015年10月28日(水)IT Leaders編集部

米オラクルは2015年10月26日(米国時間)、ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」の最新版の概要を公表した。マルチテナント機能を備えたクラウドネイティブなJava基盤「Oracle WebLogic Server」の最新版を含む。オンプレミスとクラウドで、アプリケーションのアジャイル開発への対応や、システムの統合、ビジネス継続性の改善などに向けた機能を提供する。

 「Oracle Fusion Middleware」は、Javaアプリケーションの開発・実行環境である「WebLogic Server」をコアに、「BPM Suite」「Data Integration」「SOA Suite」「WebCenter」「Developer Tools」などの関連コンポーネントからなるミドルウェア群。それぞれで機能強化を図っている。

 WebLogic Serverでは、マルチテナントでワークロードを統合できるようにするほか、複数データセンターの高可用性、「Java EE7」と「Java SE8」での開発支援機能などを搭載した。オンプレミスとクラウド上で同一の基盤にアクセスできるようになる。クラウドはWebLogic Serverをベースとする「Java Cloud Service」を介して提供する。

 BPM Suiteでは、総合的なREST APIセットを用意する。ワークフロー管理やサービス統合、プロセスオーケストレーションのエンジンとして機能する。「Process Cloud Service」とBPM Suiteとのハイブリッドアプリケーションの作成も容易にした。

 Data Integrationでは、ビッグデータ機能を強化する。Spark、Pig、Oozieをサポートし、分散した場所からの並行開発のためのリリース管理機能を用意する。「Enterprise Metadata Management」では、Hadoop系ファイルに加え、HDFSファイルに対応。「Enterprise Data Quality」では、「Oracle Cloud Applications」のユーザーに対するデータ品質を保護する。REST Webサービスの生成と導入、およびビッグデータシステムとのネイティブ接続のための機能も用意する。

 SOA Suiteは、JSONへの対応、および統合フロー内でのJavaScriptの直接的な使用によって性能向上を図る。インメモリー機能はトランザクション性能を高め、B2Bに最適化を図る。ストリーミングアナリティクスの面では、「Stream Explorer」によって高度な機械学習機能を提供する。統合フローからアクセス可能なアナリティクスを視覚化するために、ビジネスアクティビティ監視機能にカスタム機能を追加した。

 WebCenterでは、「WebCenter Suite」「WebCenter Portal」「WebCenter Content」のそれぞれでUIを刷新し、コンテンツ管理を容易にする。WebCenter Suiteは、「Oracle Marketing Cloud」との統合を可能にし、マーケティングのためのアナリティクスやコンバージョンイベント、匿名ユーザーの追跡といった機能を高めた。画像に注釈と編集を加えられる「WebCenter Content Viewer」も新たに提供する。

 Developer Toolsは、Java EE 7との完全な互換性を持ち、REST、JSON、JMS、WebSocketsなどに対応した。Java SE 8の認定も受け、データグリッドソリューションの「Oracle Coherence」をJava SE 8と統合すれば、「Lambdas」および「Streams」での高可用性と動的なインメモリーデータ処理が可能になる。

 Arquillian やDocker、Jenkins、Mavenを使用したDevOps(開発と運用の融合)手法にも対応する。「OEPE(Oracle Enterprise Pack for Eclipse)」やJDeveloperといった開発者ツールの更新により、IDEの使いながら「Oracle Cloud」とFusion Middlewareの新機能を利用できるようにする。「Oracle Forms」の機能強化によりWebLogic Serverとの互換性を提供する。

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