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マイクロソフトのSMB向けERPを5カ国版で―PBC

2016年2月4日(木)杉田 悟(IT Leaders編集部)

パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は2016年2月3日、マイクロソフトの中堅・中小企業(SMB)向けERPパッケージ「Microsoft Dynamics NAV」の最新版「Dynamics NAV 2016」の日本版、中国版、香港版、タイ版、ベトナム版を発表した。マイクロソフトが2015年10月にリリースした英語版をPBCが機能追加、ローカライズしたもの。

 Dynamics NAV 2016は、マイクロソフトが2015年10月にリリースしたSMB向けERPの最新版。日本版、中国版、香港版については、PBCが旧バージョンからローカライズを行ってきた。今回新たにタイ版、ベトナム版についてもPBCが行うことになった。

 マイクロソフトは現在、Dynamicsシリーズとして4つのERP製品を抱えている。いずれも買収によってラインナップに加えたプロダクトで、「Dynamics AX」と「Dynamics NAV」はデンマークのNavision A/S社の、「Dynamics GP」は米Great Plains Software社の、「Dynamics SL」は米Solomon Software社の製品だった。

 Dynamics AXは中大企業向け、その他の3製品はSMB向け製品となっているが、GPとSLは北米のみで展開しており、他の国にはNAVが提供されている。PBCによると、マイクロソフトはNAVについて、多くは各地のパートナーにローカライズを任せる方針を取っており、日本に関してはその任をPBCが負ってきた。

 今回新たにPBCがローカライズを行った2製品のうち、タイ版についてはこれまでマイクロソフトが直接ローカライズを行ってきたが、新版からPBCがマイクロソフトに変わって行うことになった。PBCはバンコクに新たな海外拠点を設け、東南アジアに進出している日系製造企業をメインターゲットに販売を進めていく方針だ。

 Dynamics 2016は、マイクロソフトR&Dチームのコンセプトに基づき、「In Office 365」「On Microsoft Azure」「With Dynamics CRM」という3つのテーマに則って他のマイクロソフト製品との連携強化が図られている。

 In Office 365では、ExcelやWord、Outlookとの緊密な連携や、One Noteとの作業領域の共有、SharePointとの連動のほか、新たにクラウドサービスとして提供されているPower BIとの連携強化を行った。

 On Microsoft Azureでは、NAVをAzureからクラウドサービスとして利用できるほか、AzureからPaaSとして提供されているSQL DatabaseをNavのデータベースとして利用できるようになった。次バージョンでは、機械学習ツールの「Azure Machine Learning」もサポートされる予定だ。

 With Dynamics CRMでは、マイクロソフトのCRMパッケージである「Dynamics CRM」との連携が強化された。NAVでCRMのURL、ID、パスワードを入力するだけで連携設定が行えるほか、CRMに「NAV連携ソリューション」をインストールすることで、NAVの売上実績データなどをCRM側から参照することも可能となる。

 PBCは、5カ国向けの言語対応を行っただけでなく、各国の商習慣に合わせた新機能をそれぞれに搭載している。また、短納期を実現する業種別のアドオンソリューションとして、製造業向け、卸売/貿易業向け、保守サービス業向け、流通・小売業向けのソリューションをPBCが開発した。

 PBCは、マイクロソフトがクラウドサービスを強化する方針を示していることを受けて、Dynamics NAVのパブリッククラウドサービスも用意する。まずは、日本およびシンガポールのデータセンターから提供する。初期投資の掛からない従量課金にも対応する。

 5カ国版の発売は2016年4月を予定している。
 

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