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スマートグラスの業務活用を検証するPoC支援サービス―日立ソリューションズ

2016年2月16日(火)IT Leaders編集部

日立ソリューションズは2016年2月15日、施工や保守、点検作業などフィールド業務におけるスマートグラス(眼鏡の形状をしたウェアラブルデバイス)活用の検証を支援するPoC(Proof of Concept:概念検証)サービスとプロトタイプサービスの提供を開始したと発表した。施工、保守、点検業務を行う作業員を遠隔で支援できるようにする。

 提供を開始したのは、業務に応じた最適なスマートグラスの有効活用について検証するサービス。検証結果をフィールド業務にフィードバックすることで、作業員の業務効率向上や品質の確保を図れる。スマートグラスには、ディスプレイ、カメラ、マイク、スピーカー、WiFi通信、GPSなどの機能やセンサーを搭載している。

 PoCサービスは、現場の作業員に対して映像と音声を共有してオフィスから遠隔指示する機能や作業状況の録画機能、作業手順を表示する機能などを備えた検証用環境を提供する。現場で発生するトラブルの回避や熟練者の技能継承を想定した「作業遠隔支援機能」と、点検作業の効率化や作業時の安全確保を想定した「作業手順支援機能」をクラウド環境で提供する。

 プロトタイプサービスは、利用用途に沿ったユーザインタフェースや機能を追加するサービスを提供する。

 検証対象のスマートグラスには、片眼および両眼のタイプがある。機種は、日立LGデータストレージの「Head-Mount-Display RM-L191A」、セイコーエプソンの「MOVERIO BT-200/Pro BT-2000」、テレパシージャパンの「Telepathy Jumper」、Vuzix Corporationの「Vuzix M100」で、それ以外の機種については個別見積で対応する。

 日立ソリューションズは、作業現場の業務効率向上を支援する「フィールド業務情報共有システム」を提供しており、スマートグラスの活用を提案する同サービスと併せてフィールド業務全体を支援していくとしている。

 フィールド業務情報共有システムは、現場とオフィスの情報共有を可能にする。現場作業者は、報告書の自動作成や作業に必要な図面や書類を安全に参照でき、オフィスの管理者は作業の見える化により、状況の的確な把握と問題の早期発見、対策を行える。

 PoCサービスの価格は、50万円(税別、首都圏以外は別途交通費が必要)。インターネット接続に要する通信機器および通信費はユーザーが負担する。クラウドサービスの提供期間は1カ月だ。プロトタイプサービスは、個別見積になる。
 

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