[真のグローバルリーダーになるために]

【第30回】競合相手の導入案件トラブルを突き再交渉に向かう

2016年3月18日(金)海野 惠一(スウィングバイ代表取締役社長)

香港での大型案件を担当する日本ITCソリューション課長の佐々木。競合相手、北京鳳凰の本社がある北京から日本に戻り、事業部長の三森に報告した。相手の海外事業部長は強硬だが、トップの蘇総経理にまだ脈がありそうだったので、三森も再度のチャレンジをうながす。佐々木は早速、蘇総経理にプロジェクト管理手法に関心はないかと電話を掛けたところ、蘇総経理は政府系銀行へのシステム導入で問題を抱えていると打ち明けてきた。

 日本ITCソリューション課長である佐々木の「弊社御のプロジェクト管理ノウハウについて一度、説明させてもらえないか」という投げかけに対し、北京鳳凰の蘇総経理は「それはありがたい」と、前向きな反応を見せた。

 「・・・。結合テストの進捗について、今までどういう報告をしていたのか−−。全く当てになりません。そもそも要件定義があいまいなケースが多々あり、要件を確認しなければ前に進めないテストが少なくないのです。

 テスト自体、テストケースに異常ケースが含まれておらず、異常事態への対応が全くできていないプログラムもたくさんありますし、周辺のシステムとのインタフェースの整合テストも全くと言っていいほど実施されていません。これでは半年後が思いやられます。

 日本企業では、こうしたトラブルは少ないと聞いています。是非一度、ご指導してください」

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