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[事例ニュース]

富士通、2016年度1Qから社外持出しできるシンクライアントを展開

2016年3月23日(水)IT Leaders編集部

富士通は2016年度第1四半期より、グループ各社を対象に社外持出しができるシンクライアントの展開を開始する。オフライン環境でのファイル操作などを可能にする仕組みを採用することで、情報漏えい対策と利便性の両立を図る。仕組みを提供するTCSIが2016年3月23日に発表した。

 富士通は現在、情報漏えいリスクを軽減するために、仮想デスクトップ環境の整備を進めており、PCのシンクライアント化を図る計画である。ただシンクライアントは、ネットワーク環境がない、あるいは接続が困難な場所では利用できない。そこで外出先でも生産性が下がらないように、一時的にPCのディスク領域を利用可能にする仕組みを採用する。

 採用するのは情報漏えい防止ツールなどを開発するTCSIの「PASERI for PC」。「AONT秘密分散」技術を使い、データをPCのディスクとUSBメモリーとに分割・暗号化して保存することで、PCとUSBメモリーが接続された時だけデータを利用できるようにする。いずれか一方ではデータを復元できないため、PCの盗難や紛失時も情報漏えいを防げる。仮想化環境では利用が難しいアプリケーションの利用も可能になる。

 富士通は、シンクライアントで一時的にファイルを持ち出せ、情報漏えいリスクを軽減できる仕組みとして複数を検討したという。結果、分割保存によりPCとUSBメモリーのいずれにも原本が存在しないこと、ネットワーク接続ができない環境でもデータを利用できること、USBメモリーの管理だけで運用できること、などからPASERIを選択したとしている。

 PASERIを組み込んだ社外持出し用シンクライアントのための仕組みは2016年上期を目標に構築する。 

プロジェクト概要
ユーザー名 富士通
業種 電機/情報通信
導入システム 社外持ち出しでき、オフラインでもデータを操作できるシンクライアントシステム
導入目的 情報漏えいリスクの軽減とシンクライアント環境における生産性の両立
主な利用製品 「PASERI for PC」(TCSI製)

 

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製造 / 流通 / iPad / 見積もり / ソフトバンク・テクノロジー

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