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トヨタがマイクロソフトとビッグデータ拠点を設立

2016年4月6日(水)IT Leaders編集部

トヨタ自動車は2016年4月4日、米マイクロソフトと共同で自動車から得られるデータをビッグデータなどに活用するための新会社「Toyota Connected, Inc.(TC)」を米テキサス州に設立した。トヨタ車、レクサス車から得られるデータを収集するデータセンターの運用と、ビッグデータの研究、活用を行っていく。

 TCが設立されたテキサス州プレイノは、北米トヨタの新拠点となる場所。新会社の社長は北米トヨタのCIOであるザック・ヒックス氏が兼任する。会長にはトヨタの友山茂樹専務が就任した。社員数は、約40名規模。

 トヨタのIT事業会社であるトヨタメディアサービスとマイクロソフトの合弁会社として設立されたもので、コンピューティングプラットフォームとしてマイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Azure」を採用したほか、マイクロソフトの技術者が、データ解析やモバイル技術などの業務をサポートしていく。

 TCは、車載通信機(DCM:データ・コミュニケーション・モジュール)が装着されたトヨタ車、レクサス車から得られる情報を集約する「トヨタ・ビッグデータ・センター(TBDC)」の運用を行う。加えて、TBDCに集められたビッグデータをクルマづくりに生かすための研究を進めていく。

 TCの事業範囲は、車載サービスやテレマティクスのほか、クルマのIoT接続、パーソナライズ化、健康と安全、スマートシティへの統合まで及ぶ。また、2016年1月にシリコンバレーに設立した人工知能の研究開発拠点「Toyota Research Institute, Inc.(TRI)」などへのサポートも行っていくとしている。

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