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物流業務の効率化にロボットとIoTを活用―SAPなど

2016年4月21日(木)IT Leaders編集部

SAPジャパンと物流支援ロボットの開発、販売などを手がけるZMP、凸版印刷の3社は2016年4月20日、物流支援ロボットおよびIoT(Internet of Things:モノのインターネット)技術を使った業務効率化製品の提供を共同で推進していくことを発表した。企業の基幹業務システムと連携した在庫管理や工程管理などの製品を提供する。

 3社による連携の第1弾として、ZMPが製造、販売する物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」に凸版印刷のRFIDシステムを搭載し、SAPの基幹業務システムと連携させて、在庫管理・工程管理の業務を効率化する製品を提供する。

 具体的には、追従機能などを備えた台車型ロボットであるCarriRoにRFID読取装置を搭載、様々なセンサーを通じて取得するデータを、SAP ERPおよびインメモリー基盤のSAP HANAとリアルタイムに連携させる。これにより、複数の在庫やアイテムの入出荷・検品作業を一括で即座に行えるようにする。また、検品ミス、誤配の低減や、省人化・省力化の実現を支援する。

 提供する製品の例としては、「一括ピッキング」「作業員誘導」「無人在庫棚卸」「現場の見える化」がある。「一括ピッキング」では、作業者は後ろから追従するCarriRoの荷台かごにアイテムを入れることで、一括で検品まで終了できるようになる。ピッキング業務の効率化、検品ミス、誤配のリスクの低減を図れる。

 「作業員誘導」は、ロボットが受注伝票の情報を読み取り、そのアイテムの場所まで作業員を誘導する。アイテムを探す時間と労力の低減を図る。「無人在庫棚卸」は、ロボットが自動で倉庫や物流センターの中を移動しながら人手をかけずに在庫棚卸しができるようにする。在庫棚卸業務の省人化、省力化を支援する。

 「現場の見える化」では、ロボットの様々なセンサーを通じて得られる作業者の移動距離、経路、稼働時間などのデータと在庫、ロケーション情報を組み合わせて、リアルタイムに分析する。現場の業務効率改善やレイアウト変更のために必要な情報を得られるようにする。

 SAPとZMP、凸版印刷は、実証実験を通じ2016年中に複数の企業へ製品の提供を開始する予定だとしている。

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