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IoTゲートウェイ向けにエッジコンピューティングエンジンを提供─ACCESS

2016年6月9日(木)IT Leaders編集部

ACCESSは2016年6月8日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)ゲートウェイにインテリジェント機能を付加する、世界最小クラスのマネージドエッジコンピューティングエンジン「NetFront Agent」の提供を開始した。IoT機器上のデータの制御・監視・可視化を容易かつ迅速に、コスト効率良く行える。

 「NetFront Agent」は、工場や商業施設、家庭などに設置されたIoTゲートウェイをインテリジェント化するものだ。ゲートウェイ側で膨大なデータを処理し、クラウドへの負荷を減らす仕組みである「エッジコンピューティング」技術としても活用できる。

 事業者が、機器の自動保守点検や故障予知を可能にして工場の生産性を向上させたり、家電の遠隔操作などの付加価値サービスを追加したりといったことを、開発コストを抑えつつ、容易かつ迅速に行えるようにする。

 IoTゲートウェイに搭載することで、BLE(Bluetooth Low Energy)、Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)、Wi-Fiといった異なる無線通信規格に準拠したセンサーなどのIoT機器から発信されるデータを集約し、IoTクラウドインフラへ送信できる。事業者はクラウド上のデータをPCで可視化したり、IoT機器を遠隔制御したりすることが可能となる。また、IoT機器から発信されるデータの種類を絞り込んでクラウド側へ送信することにより、クラウドインフラ上の負荷を低減することもできる。

 例えば、工場施設内の産業機器をIoT化し、ゲートウェイに同エンジンを搭載することにより、機器の稼働状況をオフィスのPCで確認できる。また、ケーブルTV事業者のセットトップボックスを介して、冷蔵庫・テレビ・エアコンなどの稼働状況を外出先からスマートフォンで確認し、遠隔操作するといったサービスの提供も可能になる。

 組み込みシステム向けブラウザー「NetFront Browser」の独自エンジンをベースに開発しており、優れた省メモリー性・移植性・拡張性を備えている。

 家電・産業・業務用機器メーカー、ガス・電力事業者、通信事業者、ケーブル・有料TV事業者、SIer、ハウスメーカーなどを対象に提供する。

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