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NEC、IoTを活用して生産革新を支援する製品を発売

2016年6月22日(水)IT Leaders編集部

NECは2016年6月21日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用した次世代ものづくり製品「NEC Industrial IoT」で、生産現場のデータを収集・可視化し、生産性・サプライチェーン全体の流れ・品質の向上を図れる「ものづくり見える化ソリューション」の販売を順次開始した。

 「ものづくり見える化ソリューション」では、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用して、現場で発生する問題への対応スピードと改善サイクルを短縮できる。NECのAI(Artificial Intelligence:人工知能)技術である「物体指紋認証技術」を組み合わせれば、個体ごとの製造履歴管理を可能にして、品質管理の強化を図れる。また、これらの仕組みを効率的かつ安全に構築・利用し、継続的なものづくり革新を可能にするため、コンサルティングからシステム導入・運用保守サービスまでを包括的に提供する。

 NECが自社で行った生産革新やIoT実証に基づき、「スループット」「品質」「オペレーション」の見える化を可能にする3つのメニューが用意されている。スループットの見える化では、ものづくりにおける滞留を最少にし、最も短いリードタイムで効率的に製品を製造・供給することを目指す。そのために、オーダー滞留状況や積算コストを見える化し、原因を分析して改善活動につなげる。

 品質の見える化では、製造品質管理の5つの要素「5M」(Material、Machine、Man、Method、Measurement)情報を収集・蓄積し、品質分析やトレーサビリティを確立する。複数の製造条件の相関関係を分析し、不良の原因を特定して品質向上を図る。

 また、物体指紋認証技術で部品・製品の個体識別を可能にし、画像で部品や製品の個体を識別、5M情報と紐づけることで、タグを付けることが難しいモノについても、個体レベルのトレーサビリティを確立できる。

 オペレーションの見える化では、作業員やモノの動きをビーコンやRFIDタグ、画像などによりリアルタイムで把握し、ナビゲーションにより現場作業を効率化する。また、動線や滞留ポイントを分析し、工程設計や作業手順の改善につなげる。音声認識ソリューション「VoiceDo」を利用して、声による入力・操作・確認を導入し、業務効率の向上を図ることも可能だ。

 さらにNECは、現場からのデータを統合する基盤として、「FC98-NXシリーズ」をはじめとしたファクトリーコンピューター・サーバー・ゲートウェイ、AI技術、ExpEther・高信頼無線などのネットワーク技術などにより、多種多様な設備・IoTデバイスとの接続や設備から収集する大量データ処理などを安全に実現する運用性に優れたエッジコンピューティング製品を順次販売するとしている。

 ExpEtherとは、分散配置された複数の機器を遠隔地の1台のコンピューターに低遅延で接続することで、機器のリアルタイムな集中制御を可能にする同社独自のネットワーク技術だ。高信頼無線とは、電波の反射・減衰などが起こりやすい環境でも、コンピューターと製造機器との安定した無線ネットワーク接続を可能にする技術を指す。

 ものづくり見える化ソリューションの価格は、スループット・品質・オペレーションの見える化がいずれも500万円(税別)からで提供開始は2016年10月、物体指紋認証による個体識別は個別見積で2017年度上期に提供を開始する。また、エッジコンピューティングソリューションの価格は個別見積で2016年度下期に提供を開始する。

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