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日立、クラウド環境でのデータ運用管理を効率化するディスクアレイシステムを強化

2016年8月3日(水)IT Leaders編集部

日立製作所は2016年8月2日、クラウド環境でのデータ運用管理の効率化を支援するために、ディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)ファミリー」のラインアップを強化した。

 日立製作所は、クラウドと連携しファイルデータの効率的な管理を可能にする「NASモジュール」を、ミッドレンジモデル3機種「VSP G400/G600/G800」に搭載可能なオプションとして製品化するとともに、ITインフラの運用自動化や性能監視・分析を行うソフトウェア2製品を発売した。

 NASモジュールは、「VSPファミリー」にファイルデータの管理機能を付加し、ユニファイドストレージとしてブロックデータやファイルデータなど多様な形式のデータを一元的・効率的に取り扱うことを可能とするものである。種類の異なる多様なデータを1台の装置で統合的に管理できるようになる。

 VSPファミリーの性能や信頼性を維持しつつ、省スペースと省電力化を図れるようにし、データ管理にかかるコストを削減可能にする。利用頻度や機密性が低いファイルデータをクラウドサービスに自動で保管する「自動マイグレーション機能」も備えており、データ保管にかかるコストを削減できる。

 また、ソフトウェア製品として、ITインフラの運用自動化や性能監視・分析を行う「Hitachi Automation Director(HAD)」と、「Hitachi Infrastructure Analytics Advisor(HIAA)」を提供する。クラウド環境などの運用における仮想環境構築や、ボリューム割り当てによる容量増設など、構成変更にかかる作業を自動化するHADと、システムの構成情報や性能状況を自動で収集・可視化し、性能監視や分析を容易にするHIAAにより、システム運用における構築、監視、分析・対処の各フェーズを支援し、運用コストを低減可能にする。

 NASモジュールを搭載した「VSP G400/G600/G800」は2016年10月3日に出荷する。価格は、それぞれ1435万円(税別、以下同様)から、2751万円から、4678万4000円から。HADとHIAAは発売済みで、1年間のプログラム使用権と1年間のサポートサービスをセットにしたサブスクリプションライセンスがそれぞれ月額2万4000円から、1万8000円から。

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日立製作所 / Hitachi Virtual Storage Platform

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