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IIJ、迷惑メールを無害化する自治体向けクラウドサービスを提供

2016年8月16日(火)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、企業のメールシステムに求められるセキュリティ機能をクラウド型で提供する「IIJセキュアMXサービス」の機能を拡充し、悪意あるメールを無害化する「メール無害化オプション」の提供を2016年10月1日に開始すると発表した。総務省が提唱する「自治体情報システム強靭性向上モデル」への対応を支援するサービスとして開発した。

 自治体情報セキュリティ強靭性向上モデルは、総務省が2015年11月に公開した「新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化に向けて」の中で、自治体の情報システムが行うべき情報対策要件を示したもの。対策の1つとして、財務会計などLGWAN(Local Government WAN:総合行政ネットワーク)を活用する業務システムとWeb閲覧やメールで使う情報システムの通信経路を分離させ、両システム間で通信する場合には、ウイルス感染のない無害化通信を図ることが上げられている。

 「メール無害化オプション」は、受信メールを複製し、添付ファイル付きメールやHTMLメールについては、複製したメールに対して「添付ファイルの削除」「HTMLメールのテキスト化」「URLリンクの無効化」を行い無害化したうえで、LGWAN接続のメールサーバーに配送する。オリジナルメールは、ユーザーが用意する専用のメールボックスに配送する。「セキュアMX」のメールボックスオプションを利用中の場合は、同サービスのメールボックスへも配送可能だ。

 併せて、強靭性向上モデルに対応したWeb閲覧サービス「IIJ GIOセキュアブラウジングサービス」の提供も2016年11月に開始する。ブラウザーの画面情報のみを転送・表示できるため、メール無害化オプションと組み合わせて利用することで、オリジナルメールの添付ファイルも安全に確認できるようになる。

 セキュアMXの基本機能として提供される多段アンチウイルスや添付ファイルフィルター、各種オプション機能を利用すれば、より強固なセキュリティ対策を確立できる。「サンドボックスオプション」では、安全な仮想環境で添付ファイルを実行し、挙動が疑わしいファイルを検知する。「メールボックスプラスオプション」で利用可能なWebメール「MailTAP」では、なりすましメールへの注意喚起機能によってマルウェア感染などの被害を未然に回避できるように支援する。

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