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[新製品・サービス]

米Tableau、BIツールの最新版でデザインを刷新し新分析機能を追加

2016年8月18日(木)IT Leaders編集部

米Tableau Softwareは2016年8月17日、視覚的データ解析ソフトの最新版「Tableau 10」をリリースした。Webやモバイル、エンタープライズ環境で、素早くスムーズなデータ分析を簡単に行えるようデザインを刷新したほか、分析機能の向上、モバイル性の強化を図っている。データ準備オプションやさまざまなエンタープライズ機能も追加した。

 「Tableau 10」では、インターフェースを見直し、利用者がビジュアル分析に集中できるように認識しやすいデザインにした。複雑なビジュアライゼーションや強調表示でも図形を等しく知覚できるように新しいカラーパレットを搭載し、読みやすいカスタムの新書体を採用している。

 オフィス外でもリアルタイムデータにタップ操作でアクセスできるように、新機能を追加し機能を強化した。複数のデバイスで利用できるビジュアライゼーションも作成できるようにした。時間や場所を問わず、レポートを見たり、ビジュアライゼーションをカスタマイズしたりできる。

 新機能のデバイスデザイナーを使用すれば、Androidスマートフォンを含むさまざまなデバイスに応じてサイズやビューを適切に自動調整するダッシュボードを作成可能だ。複数のビューを1つのファイルで詳細にカスタマイズでき、複数のデバイス用にビューを作成しても1度にまとめてパブリッシュできる。オフラインスナップショットは接続時にバックグラウンドで更新されるので、常に最新のデータを利用できる。

 これらのモバイル対応機能は、簡単かつ安全に組織全体へ展開できる。モバイルデバイス管理基盤のサポートにより、利用者がどのデバイスからデータにアクセスしているかを問わず、IT部門はデータを安全に保てる。

 また、データの準備と統合がより簡単に行えるようになった。クロスデータベース結合などの新しい機能により、分散するデータソースを行レベルで統合可能になったほか、クロスデータベースフィルターによって、1つのフィルターをワークブック内の複数のデータソースに適用できるようになった。より短時間で分析を開始できる。

 複雑な分析を利用しやすくするための様々な新機能も追加している。ドラッグ&ドロップで実行できるクラスタリング機能を使用すると、K平均法に基づいて自動的にパターンを特定しデータをグループ化できる。地域区分のカスタマイズ機能を新しく追加し、数回のクリックで高度な地理的分析を行えるようにした。特定のデータだけを際立たせられるデータハイライターも用意している。

 ダッシュボードのオンライン作成など、Webで利用できる機能を増やし簡単に使えるようにした。パブリッシュフローが新しくなり、「Tableau Server」および「Tableau Online」でワークブックとデータソースをより速くパブリッシュできるようになった。クラウドベースの分析機能も強化し、Tableau Onlineのデータ更新スケジュールをブラウザーで設定可能にした。

 管理者向けには、Tableau Server環境を簡単に管理できる機能を追加した。「Tableau Desktop」ライセンスの使用状況をIT部門が確認できる。また、マルチテナント環境のログインをサイトごとにSAML IdP(Security Assertion Markup Language/Identity Provider)を構成してコントロールできる。

 デベロッパー向けには、データ活用のためのカスタムアプリケーション開発、ソフトウェアやWebサイトへのBI(Business Intelligence)の埋め込みに利用できるAPI(Application Programming Interface)を新しく追加した。

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