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[新製品・サービス]

SAP HANA Cloud Platformでアプリケーション開発を支援─独SAP

2016年10月11日(火)IT Leaders編集部

独SAPは2016年9月19日、インメモリー方式のPaaS(Platform as a Service)である「SAP HANA Cloud Platform」のアップデートを発表した。アプリケーション開発のスピードと拡張性を高め、UX(User Experience)を向上する基盤を提供する。

 最新版の「SAP HANA Cloud Platform」では、クラウドで新しいアプリケーションやサービスを簡単かつ迅速に提供しながら、オンプレミスのアプリケーションのUX(User Experience)を改良でき、デジタルトランスフォーメーションの加速を図れる。

 具体的には、オフラインでのアプリケーション開発とクラウド接続時の自動同期が可能な「SAP Web IDE Personal Edition」や、新しいアプリケーションテンプレートを簡単に作成可能なパートナーツールの統合をサポートするSAP Web IDE用SDK(Software Development Kit)を提供する。また、クラウドとオンプレミスの両方のビジネスプロセスやUI(User Interface)につながるエントリーポイントを提供する「SAP HANA Cloud Platform Portal Service」のテンプレートをオープンソース化し、コミュニティベースのコンテンツとUXを利用可能にした。

 SAP Web IDEでは、より多くの種類のアプリケーションを最適な開発環境で開発・テスト・監視できるようになった。SAP Web IDE用SDKでは、パートナーがユーザーの要件に合わせてSAP Web IDEをカスタマイズし、必要な機能を補うソフトウェアをSAP Web IDEに直接統合できる。

 SAP Web IDE Personal Editionは、SAP Web IDEを補完する統合開発環境である。単独の開発者がパーソナルワークステーションにインストールしてオフラインで開発作業ができる。オフラインで開発しても、ほかのSAP HANA Cloud Platform機能とシームレスに統合できる。インターネット環境がない場合でも開発作業を進められ、オフライン作業後にクラウドと同期して作業を再開することもできる。テストおよび評価環境で利用できるほか、SAP Web IDE有料サブスクリプションに登録すれば本稼働のオフライン開発にも利用できる。

 SAP HANA Cloud Platform Portal Serviceは、UXをクラウドに構築しながら、社内の重要なデータやプロセスはデータセンターに残すことで、機密データが社内ネットワークの外に出ることを回避可能にする。Portal Serviceにオープンソースモデルを取り入れ、SAPがクラウドポータルのアプリケーションやサイトテンプレートなどのコンテンツを、GitHub経由でオープンソースコミュニティに提供できるようになった。モバイルでも利用できるHTML5ベースのUIアプリケーション「SAP Fiori launchpad」を含むポータルサービスは、SAP Fiori 2.0 UXに準拠した。

 プロトタイプや利用者調査を行うためのクラウドベースのオープンソースツール「Build」は、反復的なプロトタイプ作成やフィードバック収集を迅速かつ簡単に行い、非技術系利用者を含むより多くの関係者が開発工程から参加できるようにする。Buildで作成したプロトタイプは、SAP Web IDEを使用して実用的なSAP Fioriアプリケーションに変換できる。

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