NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTデータ、米Pivotalの日本法人、米Intelは2016年11月8日、企業向けクラウドネイティブ製品を開発・提供すると発表した。共同検証・相互協力を実施し、企業の「デジタルトランスフォーメーション」を支援するオープンなエコシステムを構築していくという。
NTT Comはクラウドネイティブ基盤を提供する。同社は、世界11カ国14拠点に基盤を展開する専有型クラウドと、「OpenStack」および「Cloud Foundry」をベースとした共有型クラウドを組み合わせた企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」を提供している。今回の協業により、同サービスの機能を拡充していくとともに、サードパーティーを含む各種アプリケーションの一元提供に向けた共同検証などを予定している。クラウドネイティブ基盤「Pivotal Cloud Foundry」などを活用したサービスの開発も予定している。
NTTデータはクラウドネイティブインテグレーションへの対応を支援する。同基盤を利用することで、AI(Artificial Intelligence:人工知能)やビッグデータ活用をはじめとする、各種マイクロサービスやAPI(Application Programming Interface)を整備し、企業向けにそれらを活用したIoT(Internet of Things)やデジタルマーケティングなどのインテグレーションサービスを提供する。ユーザーの新規ビジネスの立ち上げも支援する。
Pivotalは最新のアプリケーション開発手法とクラウド基盤を用いた支援を提供する。Pivotal Cloud Foundryおよび同社のアジャイルソフトウェア開発手法を用いて、大企業のデジタルトランスフォーメーションの推進を支援する。また、NTTグループの開発者へソフトウェア開発手法とPivotal Cloud Foundryを提供する。
Intelは優れた性能とセキュリティの確立を支援する。同社は様々なワークロードや業界で、企業向けのクラウド技術を簡潔に導入・管理できるよう支援している。NTTグループのクラウドインフラストラクチャーは、IntelのXeonプロセッサーと、パケット処理の性能やスループットを高速化する「Data Plane Development Kit」を活用し、OpenStackフレームワークによる最適化を通じて、インテルアーキテクチャーの性能の最大化を図る。性能の向上とデータセキュリティの強化を提供するインテル トラステッド・エグゼキューション・テクノロジーやインテル AES New Instructionsも活用する。
今後は同協業を通じて、より柔軟なICT環境の確立のために、アジャイル開発やDevOpsの手法を習得できる、NTTグループによる開発者を対象にしたトレーニングメニューの提供を2016年度中に予定しているという。NTTソフトウェアイノベーションセンタによる、Cloud FoundryやDevOpsへの技術支援も提供する予定だ。
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