[新製品・サービス]

企業の運用施策効果の改善を自動最適化するAI製品を提供―Automagi

2016年11月21日(月)IT Leaders編集部

Automagiは2016年11月18日、同社が開発したAI(Artificial Intelligence:人工知能)製品「AMY」の新しいサービスとして、統計数理と機械学習の技術を活用し、企業の運用施策効果の改善を自動最適化する「AMY OPTIMIZER」の提供を開始した。AIを活用して、需要や施策効果の予測などを実施できる。

 「AMY OPTIMIZER」は、「AMY」の機械学習技術と統計数理処理を中核に開発した予測・効果最大化サービスである。大量のデータを人間が分析し、施策の計画立案と運用を行っている業務に対し、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を導入することで、自動化・省力化と効果の最大化を図れる。

 人間では発見が難しい法則性(影響要素)を発見し、運用中の施策効果を最大化するために、数値予測と自動学習最適化の機能を提供する。KPIを最大化するための主要因分析、モデル化、数値予測、最適施策の確率的適用と最適応手の絞込(自動最適化)を自動処理する。

 活用可能なデータには、広範な顧客CRMデータや外部データ・時事変動パラメータの取り込みを許容している。例えば、過去の販売実績、利用者の属性情報、Web行動履歴、広告の配信結果、気象情報や市況データなど多様かつ大量のデータから主要影響要素を自動で発見し、施策の最適応手を選定して運用期間中のKPI利得を最大化するように動作する。施策を実施した結果を学習データとして取り込み逐次学習することで、自律的な精度の向上も図れる。

 算出された予測結果・最適施策提案をAPI(Application Programming Interface)経由で利用することもできるため、複数の用途への拡張利用が可能だ。

 AMYは、顧客向けの対話型エージェントやコンタクトセンターのオペレーター向けの顧客対応アシスタントとして利用されている。Automagiが機械学習技術によるサービス開発や産学共同研究などで得た機械学習・自然言語解析の技術・知見をベースに開発した。

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