[市場動向]

【年末年始特集】デジタルトランスフォーメーションを加速せよ

2016年12月29日(木)IT Leaders編集部

 

待ったなしのデジタルトランスフォーメーション

情報技術の進化と普及が産業構造に大きなインパクトを与えるようになった。この時代をどうとらえるべきか。優位に立つ競争軸をどう創るのか──。第一線で活躍する識者の視点や、危機感に突き動かされて行動を起こしたユーザーの取り組みを紹介する。

【識者の論点】

「CIOこそがデジタル化のリーダーに」─米シンギュラリティ大学の未来学者

AI(人工知能)が急速に進展もあり、テクノロジーが人の知恵を越えるとする「シンギュラリティ(技術的特異点)」の現実味が高まっている。デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)あるいはデジタルディスラプション(創造的破壊:Digital Disruption)への対応は喫緊の課題だ。CIOやIT部長といった、これまでのITリーダーは、デジタル化にどう望むべきか。米シリコンバレーに拠点を置き、スタンフォード大学やシンギュラリティ大学の教壇にも立つPaul Saffo(ポール・サホー)氏に聞いた。

Chasm(キャズム)を乗り越えたところにブレイク市場がある―Chasm Institute

「Chasm(キャズム)」は、ジェフリー・A・ムーア氏が1991年に著書「キャズム(Crossing the Chasm)」で提唱したハイテク市場向けのマーケティング理論。IT業界のメインストリームで活躍する複数の企業がキャズムを取り入れ成功したことで知られる。そのムーア氏が名誉会長を務めるChasm Institute LLC(キャズム・インスティテュート合同)は、企業がChasmを導入するための教育およびコンサルタントを行っている。今回、キャズム・インスティテュートで、実際にユーザー企業に赴きキャズム導入の支援を行っているマネージングディレクターのマイケル・エックハート氏が来日、話を聞くことができた。

企業が最優先で取り組むべき「デジタルビジネス・アーキテクチャー」とは何か?

クラウド、IoT、ビッグデータ、AIなど進化するITに、企業が取り組むべきであることは言うまでもない。問題は一体、どう進めればいいのかだ。既存のビジネスやシステムがある中で、うまく進める方法はあるのかが分かりにくい。米ガートナーによれば、そんな難題を乗り越えるための方策があるという。それが「デジタルビジネス・アーキテクチャー」である。

デジタルビジネスの嵐の中で生き残れるか、CeFILの横塚氏が示した危機を示すデータ群

CIO支援のための任意団体、CIO賢人倶楽部が2016年10月6日に開催したセミナー。その基調講演に立った人材育成支援団体CeFILの横塚裕志理事長は、様々なデータを駆使しながら、集まったCIOやITリーダーに向けてデジタルイノベーションへの取り組みを訴えた。デジタルビジネス、あるいはデジタル革命が進む中で、このままでは日本企業の多くは生き残れないという危機感からだ。その論拠は「経営者から一般社員、学生までを含めた勉強や学びの不足」。示唆に富むので、横塚氏の講演を再録する。

「“VUCAワールド”への対応と学びが重要」、スイスIMDのテュルパン学長が語ったこと

スイスに拠点を置くIMD(国際経営開発研究所:International Institute for Management Development)と言えば、世界的に著名な研究機関でありビジネススクールである。そのIMDのドミニク・テュルパン学長が来日し、企業の経営層向けに講演した。テュルパン学長は一体、何を伝えたのか?

変革の核はデータアナリティクスだが「デジタル倫理」の考慮が必要、米アバナードのCEO

新興企業によるディスラプション(破壊)を引き金にデジタルトランスフォーメーション(変革)へ取り組む機運が高まっている。米GE(General Electric)のようにIoTを牽引する大企業もある。しかし多くの既存企業は今、デジタル変革に、どう取り込もうとしているおり、何を課題にしているのだろうか。アクセンチュアとMicrosoftが合弁で設立したインテグレーターである米アバナードのCEOであるAdam Warby(アダム・ワービー)氏に聞いた。

【ユーザー最前線】

収益化に成功したGE「Predix」のアーリーアダプター、米ピツニーボウズCOO Grant Miller氏

重厚長大な製造業から、IoT(Internet of Things)を牽引するハイテク企業へと転身を遂げているGE(General Electric)。そのハイテク企業GEが掲げるインダストリアル・インターネット(産業インターネット)のコアとなるのがIoTプラットフォーム「Predix」だ。日本でのサービスも開始され、大手ITベンダー各社との競争の中、特に産業分野で強みを発揮するPredixだが、まだ公開された2015年から1年足らずのため導入事例は限られている。製造業大手の米ピツニーボウズは、Predixのアーリーアダプターとして世界中の製造業から注目されている企業だ。同社でPredix導入を牽引したCOOのGrant Miller氏が、Predix導入の顛末を語った。

コニカミノルタのデジタル変革戦略、30年後も生き残る会社に向けた経営者の決意

コニカミノルタがデジタルトランスフォーメーション(変革)への取り組みを加速させている。2006年に、それまでの本業だったカメラ事業と写真フィルム事業から撤退し、複写機などの開発・販売に舵を切った同社は今、どんな事業計画を描いているのだろうが。同社の代表取締役社長である山名 昌衛 氏が、「デジタルトランスフォーメーション~コニカミノルタの成長戦略~」と題し、ワークスアプリケーションズが主催した「COMPANY Forum 2016」の基調講演で語った内容から紹介する。

エクスポネンシャル(指数関数)エコノミーを理論的に分析、ナカシマプロペラの久保氏が企業の生き残り策を提唱

クラウド活用ですら十分にできないのにビッグデータやIoT、AIなんてとんでもない。何よりも時期尚早であり、今取り組んでも苦労するだけ─。こう考えるITリーダーは少なからずいるのではないだろうか?それに対し「今すぐに取り組むべき」という主張がある。2000年以前の考え方やアプローチでは、2000年以降の指数社会を生き残れないというものだ。

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