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レノボ・ジャパン、データセンターソリューションビジネスを強化

2017年1月20日(金)IT Leaders編集部

SDIやアプリケーションレイヤーを含めたソリューション事業に注力する―レノボ・ジャパンは、2017年度のデータセンター・ソリューション事業戦略を発表した。アプライアンス製品やストレージ、エンタープライズサービスの拡張など、4本柱を推進していき、IBM時代のサーバーシェア回復を目指す。

 レノボ・ジャパンが掲げる2017年度データセンター・ソリューション事業の戦略は、製品ポートフォリオの拡大とソリューション・ビジネス強化、DCG(データ・センター・グループ)エンタープライズ・サービスのポートフォリオ強化、マーケティング強化、パートナー施策強化の4本柱。

 製品ポートフォリオの拡大では、これまでのハードウェア中心のビジネスからソリューションビジネス中心へと転換するために、SDI(ソフトウェア・ディファインド・インフラストラクチャ)領域でISVとの協業によるアプライアンス製品の拡充を図る。

 同社は、2015年8月にVMwareとSDDC(ソフトウェア・ディファインド・データセンター)向けリファレンスアーキテクチャー製品を発表したのを皮切りに、2016年1月にはNutanixのテクノロジーを採用したアプライアンスでHCI(ハイパー・コンバージド・インフラストラクチャー)市場に参入している。3月のジュニパーネットワークスとの協業では、ネットワーク製品の充実を図っている。2016年11月には、クラウディアン、ネクセンタ・システムズ・ジャパンとの協業によるアプライアンス製品でSDS(ソフトウェア・ディファインド・ストレージ)市場に参入している。

 データセンターソリューション事業では、HCIやSDSのミドルウェア層および、セキュリティベンダーとの協業によるアプリケーション層に注力するとしている。

 エンタープライズ・サービス事業では、新たなサービスを開始する。レノボでは、従来の保守サポートに加え、2016年1月にHCI製品やSAP HANA、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)導入のためのプロフェッショナル・サービスを、6月にはNEC PC米沢事業場でキッティングやラッキング、ソフトのインストールなどを行うファクトリー・インテグレーション・サービスを開始している。

 2017年1月からは、ユニアデックスとの協業でインプリメンテーション・サービスを開始する。サーバーやストレージ、ネットワーク製品などのハードウェア導入サービスと、Windows Server OS、Linux OS、VMWareなどのソフトウェア導入サービスを、パッケージあるいは個別仕様で提供する。

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Lenovo / SDDC / VMware / HCI / Nutanix / 協業・提携

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