[新製品・サービス]

マルチクラウド環境の統合管理や自動化を実現―IIJ

2017年3月14日(火)IT Leaders編集部

今や、ほとんどの企業が何らかの形でクラウドコンピューティングを使用している。それぞれのシステムに応じて複数のクラウドを使い分けている企業も少なくない。そこで問題となってきているのが、クラウド導入によって複雑さを増した企業システム全体の運用管理だ。インターネットイニシアティブ(IIJ)は2017年3月13日、マルチクラウド、あるいはハイブリッドクラウド環境の運用管理を自動化する「IIJ統合運用管理サービス」を発表した。

 2017年4月1日に提供を開始する「IIJ統合運用管理サービス」は、複数ベンダーのクラウドサービスが混在するマルチクラウド環境や、クラウドとオンプレミスを併用するハイブリッドクラウド環境での運用を一元的に行う。加えて、オペレーションの自動化や障害の予兆検知も行う。

 IIJが、自社のクラウドサービスであるIIJ GIOユーザーに行ったアンケートによると、IIJ GIOを単独で利用しているユーザーは27%に過ぎず、73%のユーザーがAWSやMicrosoft Azureなど、GIO以外のクラウドサービスを併用していた。また、クラウドを利用していても、依然としてオンプレミスは残して使い分けているユーザーが多いこともわかっている。

 クラウドの普及により、企業システムはより複雑化しており、ネットワークへの負担増やセキュリティ対策、システム運用に課題が持ち上がっている。今回は、そのうちシステム運用の課題を解決するためのサービスとなっている。ちなみにIIJでは、ネットワークの課題解決のためにマルチクラウド向けの専用ネットワークを提供する「IIJ Omnibus」を、セキュリティ対策として「WizSafe」を提供している。

 新サービスは、マルチクラウドの一元管理を実現する。ベンダーごとに分散しているクラウド管理を集約するもので、管理/操作アカウントの統合、サポート窓口の一本化、監視システム、構成情報の統合ポータル化を図る。オンプレミスを含む複数のインスタンスをひとつの画面で表示・管理できるようになる。

 また、自動化による運用効率化を図る。アラートの自動処理を行ってきたノウハウを活かし、膨大なアラートの中から対応が必要なものを選択するフィルタリング機能を提供する。過去の対応履歴をナレッジとして蓄積しており、複雑な障害の際に最適な復旧手段をナビゲートする。自動化を取り入れることで、運用コストが80%削減され、対応スピードが2倍になるとしている。

 障害の予兆検知は、傾向分析により行う。過去の傾向を分析し、障害が起こるタイミングを予測、事前に対策が打てるようにする。予測では気付かないサイレント障害は、「アノマリ検知」と呼ばれる、過去のトレンドとの差異から異常を見つけ出す方法で検知、早期対策につなげる。

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