[事例ニュース]

ハウステンボス、会計業務の生産性を50%高めるためにAI装備の「HUE」を採用

2017年3月17日(金)志度 昌宏(DIGITAL X編集長)

長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」などを運営するハウステンボスが従業員の労働生産性を50%高めることを目的に、会計システムにAI(人口知能)機能を持つ「HUE」を採用することを決定した。受注したワークスアプリケーションズが2017年3月17日に発表した。

 ハウステンボスが導入を決めたのは、「HUE Financials &Strategy」「同Expense」「同Accounts Payable」「同Accounts Receivable」の4製品。Financials & Strategyは、一般会計や予算管理、管理会計などのためのシステム、Expenseは交通費や出張精算、一般経費などを処理するためのシステムである。Accounts Payableは支払処理、Accounts Receivableは請求処理のためのシステムだ。

 いずれもAI(人工知能)機能を備えるのが特徴。例えば、領収書を撮影してアップロードすればシステム上の該当項目へ自動でデータを入力したり、過去の業務処理実績から次にやるべき仕事を提案したりができる。取引先とやり取りする種々の請求書に対して、同様の取引が発生した場合は過去の学習に基づきデータ入力を自動でチェックするなど。人手によるデータの確認や処理を減らせる。こうした機能を前提に業務を改革することでハウステンボスは「労働生産性の50%向上を目指す」としている。

 一般にテーマパークを含むサービス業では、営業時間中は顧客へのサービスを優先することから、従業員らが事務処理に取りかかるのが難しい。ハウステンボスでも、営業終了後に事務処理を行っており、例えば、経費や請求書の処理だけで月450 時間を費やしているという試算結果が出た。こうした営業時間外の事務処理は従業員への負担になっており、生産性の向上策が必要だった。

 生産性の向上に向けてハウステンボスは、「変なホテル」や「変なレストラン」などで、ロボットによる受付や調理などに取り組んでいる。テーマパーク的な体験を提供するという側面もあるものの、現実面では、少子高齢化の進行によって従業員数そのものを十分に確保できなくなることが見込まれる中でも、事業を拡大するための体制を確立するという狙いがある。変なホテルなどでは、ロボットによって運営人員の削減や管理業務の生産性向上を図っているが、会計関連の事務処理では、AI を使っての業務改革に取り組むことになる。

 ハウステンボスはこれまで、人事システムにワークスアプリケーションズ製のパッケージ「COMPANY」を導入しているが、会計システムへの同社製品採用は、これが初めて。今後、システムの導入計画などを詰めて順次稼働させるという。

プロジェクトの概要
ユーザー名 ハウステンボス
業種 サービス業(テーマパークやホテルなどの開発・運営)
導入システム AI(人工知能)による入力支援機能などを持つ会計システム
導入目的 テーマパークなどで働くスタッフの事務処理業務の軽減を図り、労働生産性の50%向上を目指す。開園中の事務処理が難しく,閉園後の処理になりスタッフへの負担になっていた。地方で先行する少子高齢化に備え、生産性を高め、少人数でも事業を拡大できるようにする
主な利用製品 「HUE Financials & Strategy」(一般会計、管理関係など)、「HUE Expense」(交通費、出張精算など一般経費)、「HUE Accounts Payable」(支払処理)、「HUE Accounts Receivable」(請求処理)。いずれもワークスアプリケーションズ製
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