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NEC、バッテリー内蔵で場所を選ばず無線LANのネットワーク環境を構築可能な製品を発売

2017年3月29日(水)IT Leaders編集部

NECは、場所を選ばず容易に無線LANのネットワーク環境を構築可能な「インフラレス通信アクセスポイント」を2017年3月28日に発売した。バッテリーを内蔵し、不安定なネットワーク環境でも伝送可能にする。受注は4月に開始する。

 「インフラレス通信アクセスポイント」は、1台に無線LANアクセスポイントおよび機器間通信のアドホック機能を搭載している。約8時間の連続稼働が可能なバッテリーを内蔵し持ち運び可能なため、複数台設置することでネットワークを自由に構築・移動・拡張できる。

 受信したデータを機器内に保存し通信可能時に送信するDTN(Delay, Disruption, Disconnection Tolerant Networking)機能を搭載しているので、一時的に通信が途切れても復旧後にデータを伝送可能だ。

 ネットワーク上に複数のゲートウェイを設定できるため、効率の良い通信および自由度の高いネットワーク設計を行える。周辺の通信可能な同製品を自動で検出し、通信状態を把握して適切な通信経路を選択でき、効率的にネットワークを利用できる。

 GPSの受信機能を搭載しており、スマートフォンやタブレット端末から特定の同製品の位置や移動軌跡を確認可能だ。機能拡張用のメモリーも備えているので、利用用途に応じてソフトウェアを追加し、機能を拡張できる。

 既設工場や工事現場、災害現場、スマートシティ、イベント会場などで活用できる。

 NECは、今後3年間で1600台の販売を目標にする。

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