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フジテレビがAzureを使い新たな動画コンテンツを配信―AI機能でクリエーターを世界発信

2017年3月30日(木)杉田 悟(IT Leaders編集部)

YouTuberの活躍に代表されるように、今やウェブ動画は、プロアマ問わず、様々な分野のプレーヤーが広く一般に対して表現できる最高のプラットフォームとなっている。フジテレビは、クリエーターにテレビへの入り口としての動画コンテンツ発表の場を提供する「DREAM FACTORY(ドリファク)」を2017年1月16日に開始している。これを実現したのが、日本マイクロソフトのクラウド基盤であるMicrosoft Azureの動画配信機能とAI技術だ。

 ドリファクは、動画のオリジナルコンテンツを作成するクリエーター、出演者の中から次世代の主役となるべき人物を掘り起こすためにスタートした独自サイトだ。細かくジャンル分け(現在135ジャンル)することで、簡単に観たい動画にアクセスでき、動画が埋もれないよう構成されている。

発表会に臨むフジテレビの大多亮常務(左)と日本マイクロソフトの平野拓也社長

 フジテレビの大多亮常務は、「かつて隆盛を誇った、フジテレビで育った"フジっ子"と呼ばれるタレントやクリエイターを、今一度輩出するためのエンジンとしてドリファクをスタートさせた」としており、「例えばものまね番組や若手お笑い発掘番組などの関係者がドリファクを見てオファーし、地上波の番組出演につながるような関係性を築いていきたい」との考えを示している。

 フジテレビでは、PC、スマートフォン向けのインターネット有料チャンネル「フジテレビONE/TWO/NEXT smart」を提供しているが、この配信基盤として使われているのが、日本マイクロソフトのMicrosoft Azureだ。この実績を踏まえ、ドリファクの配信基盤としてAzureの動画配信サービス「Media Services」を採用した。

 Media Servicesは、取り込み、保管、コンテンツ保護、ストリーミングといったメディア配信のコア機能をAPIとして提供するAzure上のサービス。フジテレビONE/TWO/NEXT smartはMedia Servicesを活用して、同じコンテンツを複数のチャネルに同時配信する24時間サイマルストリーミング配信を行っている。

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