[市場動向]

NTTの先端技術を結集した新会社設立―NTTソフトとNTT-ITが合併

2017年4月14日(金)杉田 悟(IT Leaders編集部)

デジタルビジネスなど、これまでと異なるITの大きな潮流が一気に押し寄せてきており、ITベンダーは対応を迫られている。そのひとつの流れとして顕著なのが、グループ会社の再編成だ。リソースの集中を強みとなす企業が増加している。2017年4月12日に産声を上げたNTTテクノクロスも、そんな再編成から生まれた新会社のひとつだ。

 NTTテクノクロスは、NTTソフトウェア(NTTソフト)、NTTアイティ(NTT-IT)およびNTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の一部の合併により誕生した、NTTグループの新会社だ。主に、NTTの研究所が開発した先端技術の製品化、市場投入を行っていく。

 NTTグループにおいて、NTTソフトウェア、NTTアイティ、NTTアドバンステクノロジの3社は、NTTエレクトロニクスとともに研究所に近い立ち位置にあるグループ会社だった。各研究所が開発した先端技術を取り込んでサービス化し、市場投入、フィードバックする役割を担っていた。

 NTTソフトは、グループ向けシステム開発のほか、研究所の先端技術を活かしたプロダクトの販売を行ってきた。同社のメール誤送信対策ソフト「Cipher Craft/Mail」はマーケットシェアトップの製品。NTT-ITは、AI(人工知能)に強みを持ち、音声認識技術などを活用した製品を手掛けてきた。

 今回、この両者が合併、そこにNTT-ATの1部門が合流して新会社NTTテクノクロスを設立した。新会社は、各社に分散していたNTT研究所の最先端技術を結集して高付加価値サービスをグループ外向けに提供していく。

串間社長

 新会社の社長に就任した串間和彦氏は、NTTの情報流通基盤総合研究所サービスインテグレーション基盤研究所長、サイバーコミュニケーション総合研究所長、サービスイノベーション総合研究所長など各研究所のトップを歴任した後にNTTソフトの取締役、常務取締役、代表取締役常務としてビジネス創出や一般市場開拓系事業部の事業部長を経験している。各社にちらばっていた技術的なリソースを活かして「既存サービスの強化やマーケットをにらんだ新サービスの創出につなげていきたい」としている。

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