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仕事中のヘルスチェックで働き方を改善、ワークスアプリケーションズがCYBERDYNEと提携

2017年5月15日(月)日川 佳三(フリーランスライター)

ワークスアプリケーションズとCYBERDYNEは2017年5月15日、仕事中にバイタル情報を収集して活用できるようにするシステムを共同開発することで提携したと発表した。これに合わせてCYBERDYNEは、4月末にワークスアプリケーションズに10億円を出資した。

 「仕事中にストレスがかかっていないか、集中しているかリラックスしているか、心電図に問題はないか、などを常時モニタリングする。個々人のストレスやメンタルヘルスの情報と仕事のパフォーマンスを分析することによって、個々人にとってベストな働き方が分かる」──。

 ワークスアプリケーションズとCYBERDYNEは2017年5月15日、仕事中にバイタル情報を収集して活用できるようにするシステムを共同開発することで提携したと発表した。これに合わせてCYBERDYNEは、4月末にワークスアプリケーションズに10億円を出資した。

 ワークスアプリケーションズは、人工知能(AI)を活用した業務アプリケーションソフト「HUE」を開発しているベンダーである。AIによってルーチンワークを自動化し、人間がより創造的な仕事に従事できることを目指す。技術によって個人の仕事のやり方を改善するコンセプトを「Workforce Tech」と呼んでいる。

 一方のCYBERDYNEは、医療・介護や重作業の分野で使うロボットスーツ「HAL」を開発している大学発のベンチャー企業である。衣服の上から心電図がとれるセンサーなど各種のバイタルセンサーも開発している(図1)。人とロボットと情報システムをつないだ新領域を「サイバニクス」と名付け、同分野の技術開発を進める。

図1 CYBERDYNEが開発した、手のひら大と小型な動脈硬化度・心電用バイタルセンサーのイメージ(出所:CYBERDYNE)
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 2社の業務提携ではまず、ワークスアプリケーションズのHUEと、CYBERDYNEのバイタルセンサーを組み合わせる。これにより、職場にいながら、交感神経の高まりや、不整脈の様子などが分かるようになる。集中とリラックスの状況も見えるので、休憩のタイミングも分かる。

 「システムの導入によって、社員の健康度合いが向上する」と、CYBERDYNEで代表取締役社長兼CEOを務める山海嘉之氏は説明する。バイタルデータを持って行きつけの病院に行けるなど、仕事をしながら病気の早期発見や予防につなげられる。「『職場に行かないと体調が悪くなる。職場に行きたい』という心情もあり得る」(山海氏)。

写真1●CYBERDYNEで代表取締役社長兼CEOを務める山海嘉之氏(左)と、ワークスアプリケーションズで代表取締役最高経営責任者を務める牧野正幸氏(右)

 2社が提携した理由は「互いの技術の親和性が高かったから」(ワークスアプリケーションズで代表取締役最高経営責任者を務める牧野正幸氏)。ワークスアプリケーション側からCYBERDYNEに出資の件で声をかけた。製品投入の時期については、「2017年内に形のあるものを開発し、2018年に製品として出荷する」(牧野氏)としている。

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仕事中のヘルスチェックで働き方を改善、ワークスアプリケーションズがCYBERDYNEと提携ワークスアプリケーションズとCYBERDYNEは2017年5月15日、仕事中にバイタル情報を収集して活用できるようにするシステムを共同開発することで提携したと発表した。これに合わせてCYBERDYNEは、4月末にワークスアプリケーションズに10億円を出資した。

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