[市場動向]

NTTデータの法人審査ソリューションが大賞に―JISA Award 2017

2017年6月14日(水)杉田 悟(IT Leaders編集部)

IT業界の屋台骨を支えるSI会社の業界団体である情報サービス産業協会(JISA)は2017年6月12日、「独創性が高く、国際的に通用するシステム」の開発企業を表彰する「JISA Awards 2017」の受賞者を発表した。大賞の「Winner」が1件、特別賞が1件選定された。

 普段は受託開発を中心に事業を展開するSI会社だが、蓄積してきた技術力を活かしてプロダクト開発に乗り出す企業も多い。JISA Wardsは、各企業のプロダクト開発への取り組みを奨励・促進するとともに、そのプロダクト製品を通じて日本のSI会社の技術力の高さを示すことを目的として表彰制度を設置、今回で6回目となる。

 大賞にあたるWinnerを受賞したのは、NTTデータの「法人(加盟店)審査ソリューション」。クレジットカード会社の加盟店審査作業を効率化するソリューションだ。Twitterや掲示板といったインターネット上のソーシャル情報や、企業・店舗のホームページの情報を自動収集し、独自の審査ロジックにより加盟店に関する不芳(ふほう)情報やクレジット取扱不可商品を自動検出する。

 特別賞を受賞したのは、ユニ・トランドの「路線バスサービス」。路線バスとインターネット環境をつなぐゲートウェイとなり、位置情報や乗換検索などを連携させた様々なサービスを提供する二次交通専用サービス。

 そのほか、仮想ビューワーを使って受信したメールの安全性確認を利用者自身で行えるアイエフエスの「PreviewMail」、災害時における自治体職員の行動手順を体系化した日立システムズの「自治体向け 初動支援キット」がファイナリストに選ばれている。

 募集対象は、JISA会員企業およびその子会社や団体会員組織の傘下企業で、東洋大学情報連携学部各部長の坂村健氏を委員長に南山大学の青山幹雄教授、情報処理推進機構(IPA)の川浦立志理事、情報通信研究機構の土井美和子監事、慶應義塾大学大学院の夏野剛特別招聘教授の4名が選考委員を務めた。

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