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NRI、AIを利用して働き方改革を支援するコンサルティングサービスを提供

2017年8月7日(月)IT Leaders編集部

野村総合研究所(NRI)は2017年8月4日、AI(人工知能)によって個々の社員のスケジュール情報を分析するという手法によって社員の時間の使い方を可視化/改善するコンサルティングサービスを発表、同日提供を開始した。

 多数の社員の長期間のスケジュールをAIを活用して自動で色分けすることによって、社員がどのように時間を使っているのかを把握できるようにする。スケジュールに登録されている件名の特徴をリカレントニューラルネットワーク(RNN)型のAIに学習させることで、「顧客との打ち合わせ」「社内会議」「移動」「私用」などを分類する仕組み。

図1●AI(人工知能)で分類した社員のスケジュール情報の例(出所:野村総合研究所)図1●AI(人工知能)で分類した社員のスケジュール情報の例(出所:野村総合研究所)
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 社員個人のスケジュール情報を、グループ単位や部署単位で集計・分析することもできる。これにより、部署別の特徴が明確になる。分析結果は「働き方ダッシュボード」として、利用企業ごとに、厳重にアクセス管理を施した1つのWebサイトの形で提供する。

 ダッシュボードを参照することによって、労働時間の内訳の集計、社員の空間移動の可視化、社員の人的ネットワークの可視化、ができる。

 労働時間の内訳の集計では、特定期間(1年など)について、社員一人ひとりのスケジュール情報を、「顧客との打ち合わせ」「社内会議」「移動」「私用」などと色分けし、その人の平均的な一日の使い方を表示する。これを部署単位、本部単位に集計することで、効率化すべき仕事を明確化する。

 社員の空間移動の可視化では、外回りや出張が多い職種の社員について、活動エリアなどをヒートマップを利用して可視化する。テレワークツールの導入やサテライトオフィスの活用の計画を練る際に活用できる。

 社員の人的ネットワークの可視化では、社内の人的つながりを把握するため、会議参加者の情報などを利用し、社内の誰とどの程度の頻度で打ち合わせをしているかを可視化する。

 ダッシュボードを活用して社員の働き方を分析することで、改革の切り口が明確になる。NRIでは、コンサルティングサービスとして、さらに深い分析を行い、ITツールやルールの導入等の取るべき最終的な改善策を提案する。

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野村総合研究所 / 働き方改革 / コンサルティング

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