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河口湖駅と富士山五合目バス乗場で翻訳アナウンスの実証実験、音声認識ソフトを活用

2017年8月8日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

音声認識ソフトなどを提供するアドバンスト・メディアは2017年8月8日、音声認識後に多言語に翻訳してアナウンスするソフト「AmiVoice TransGuide(アミボイス トランスガイド)」の事例として、富士急行が運営する富士急行河口湖駅と富士山五合目バス乗場にて実証実験を開始したと発表した。導入は、オムロン フィールドエンジニアリングが実施した。

 アドバンスト・メディアの「AmiVoice TransGuide」は、音声を認識し、端末(スマートフォンやタブレット)に英語・中国語・韓国語の翻訳結果を表示し、音声合成によってアナウンスをする音声翻訳ソフトである。

図1:AmiVoice TransGuideの利用イメージ(出典:アドバンスト・メディア)図1:AmiVoice TransGuideの利用イメージ(出典:アドバンスト・メディア)
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 頻繁に聞かれる質問をあらかじめ定型文として翻訳リストに登録し、音声認識により翻訳結果のリストを呼び出す仕組み。音声認識を使わずに、翻訳リストを検索してアナウンスすることもできる。この場合、誤認識の心配なく、確実に情報を伝えることができる。

写真1:バスの外観(出典:アドバンスト・メディア)写真1:バスの外観(出典:アドバンスト・メディア)
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 今回の実証実験では、交通機関の発着案内や、チケット購入の案内、天気予報などを中心に、スピーカーを用いてアナウンスを流す予定である。

 端末内で音声認識処理を行う仕組みであるため、インターネットを使う必要がない。これにより、災害時などの非常事態における誘導などの用途でも使えるとしている。

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