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デジタルアーツ、ファイル暗号化・追跡製品にフォルダを丸ごと暗号化するセキュアコンテナ機能を追加

2017年8月25日(金)IT Leaders編集部

情報セキュリティベンダーのデジタルアーツは2017年8月24日、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡製品「FinalCode」で、PC上に保存しているフォルダーを丸ごと暗号化する機能「セキュアコンテナ」を備えた「Ver.5.3」の提供を開始すると発表した。同年8月29日に提供開始する。

 デジタルアーツは、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡製品「FinalCode」で、PC上に保存しているフォルダーを丸ごと暗号化する機能「セキュアコンテナ」を備えた「Ver.5.3」の提供を開始する。

 新版では、PC上のフォルダを丸ごと暗号化する「セキュアコンテナ」機能を搭載した。ファイルが格納されているフォルダそのものを丸ごと暗号化し、フォルダ自体を安全な領域と定義する。これにより、フォルダ上のすべてのファイルを並行して開けるようになる。セキュアコンテナ内のフォルダやファイルは、「FinalCodeエクスプローラー」で閲覧できる。

 AutoCAD/Illustrator/Photoshopアプリケーションへの対応も強化した。CADファイルやデザイン系のファイルを取り扱う業務においても、セキュアコンテナを利用できる。このため、ファイルを参照しながら業務を行える。さらに、セキュアコンテナでZIPファイルも利用できる。暗号化したZIPファイルをFinalCodeエクスプローラー上で直接編集し、保存できる。

 新版ではまた、暗号化ファイルのメタ情報として、タグ情報を付与できるようになった。ファイルに対して、タグ情報を利用したファイル検索が可能になる。これにより、ファイルの管理性が向上するほか、タグ情報を使ったシステム連携が図れる。

 ファイルの暗号アルゴリズムはRSA/AES256。暗号化時に閲覧可能者と閲覧権限をファイル単位で設定できるので、ファイルが流出した際にも機密情報の漏えいを防げる。

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