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NTTデータ、小売店のインバウンド戦略を支援するサービス

2017年9月12日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータは2017年9月12日、小売事業者に向けて、訪日外国人を対象としたマーケティング活動と購買促進を支援するサービス「CAFIS Attendant(キャフィス アテンダント)」を発表、同日提供を開始した。パイロットユーザーとして、キリン堂(大阪市)が運営する京都エリアのドラッグストアで試験的に利用し、データ収集などの安定的な運用が確認できたという。

 CAFIS Attendantは、購買時に訪日外国人客が手に取った商品の興味情報(商品名・言語・日時など)を収集する「多言語商品説明アプリ」と、データを分析する「管理Web」で構成する。

図1●多言語商品説明アプリの利用イメージ(出所:NTTデータ)図1●多言語商品説明アプリの利用イメージ(出所:NTTデータ)
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 訪日外国人客や接客スタッフは、店頭に設置したタブレットから専用アプリを通じて商品のバーコード(JANコード)を読み込む。これにより、商品の成分や機能、効能など、より詳細な情報を、5カ国語で表示・閲覧できる。これにより、訪日外国人客の商品理解や興味の深化につながる。

 アプリで取得した商品情報(商品名、閲覧言語、日時など)を蓄積し、ログ情報として管理Webから閲覧できる。「どの言語を使う外国人客が、どの時期に、どのような品物に興味を示したか」という興味情報を可視化する。小売事業者は、購買データやSNSデータだけでなく、興味情報という新しい視点のデータを、仕入れ商品や棚割りなどの店舗運営に活用できるようになる。

 今後は、CAFISと連動した決済なども検討するという。

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