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「一太郎」ファイルからマクロを除去して無害化─プロットがファイル無害化ソフトを強化

2017年9月13日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

プロットは2017年9月13日、ファイル無害化ソフトの2製品、「Fast Sanitizer」と「Smooth Fileネットワーク分離モデル」を強化したと発表した。10月1日から提供する。今回、無害化できるファイルの種類を増やし、Microsoft OfficeやPDFに加えて一太郎の文書ファイルも無害化できるようにした。

 Fast Sanitizerは、文書ファイルに含まれるマクロスクリプトを除去するといった手法によって、ファイルを無害化するエンジンである。仮想アプライアンス型で提供する。特定のフォルダを監視してファイルを無害化する「ファイル共有(SMB)モデル」と、Web-APIを介してファイルを無害化できる「Web-APIモデル」がある。

 Smooth Fileネットワーク分離モデルは、Fast Sanitizerと同等のファイル無害化機能を備えた、ファイル転送サーバーである。物理アプライアンスまたは仮想アプライアンスとして提供する。複数のネットワーク接続インタフェースを備えており、ネットワーク間での安全なファイル交換に利用する。インターネットから入手したファイルをインターネットアクセス用のLANからSmooth Fileに送信し、無害化後に基幹系LANにダウンロードして使う、といった使い方ができる。

 Fast SanitizerとSmooth Fileネットワーク分離モデルはともに、各種のファイルを無害化できる。例えば、Microsoft Office文書ファイル(Word、Excel、PowerPoint)からマクロスクリプトを除去するほか、PDF文書ファイルからJavaScriptを除去する。さらに、画像ファイルからメタ情報を除去する。

 今回の機能強化では、新たに、ワープロソフトの一太郎で作成した文書ファイルも無害化できるようにした。一太郎ファイルに含まれるマクロスクリプトを除去でるようになった。プロットによると、一太郎は自治体などで使われており、一太郎ファイルの無害化ニーズは大きいという。

 それぞれの製品の価格(税込み)は、以下の通り。ファイル無害化エンジンのFast Sanitizerは、ファイル共有(SMB)モデルおよびWeb-APIモデルともに、86万4000円(1コア)から。ファイル交換サーバーのFast SanitizerとSmooth Fileネットワーク分離モデルは、保存可能なデータの容量などによって価格が異なる。アプライアンス版は86万4000円(200GB)から、仮想アプライアンス版は64万8000円(200GB)から。

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