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東芝ソリューション、世界最速の「高速匿名認証技術」を開発

2008年11月22日(土)

東芝ソリューションは11月21日、個人情報の漏洩・不正取得・不正利用など、社会問題化している“個人情報の保護”に貢献する新たな技術として、鍵の保護が可能な環境で世界最速の「高速匿名認証技術」を開発したと発表した。これにより、モバイルPCだけでなく、携帯電話やICカードなどのように、計算速度、扱うデータサイズ、実装などで制約の多いプラットフォームでも、実用的な匿名認証が可能になる。

本技術は、事業者が“個人情報を持ちたくない”という考えから生まれた。この技術を利用することにより、事業者は“個人情報の漏洩を防ぐ(個人情報保護をする)”必要がなくなる。例えば匿名認証技術を利用したオンラインショッピングでは、利用者は、事業者であるショップに個人情報(クレジットカード番号など)を明かすことなく、買い物をすることが可能になる。

今回の技術は、鍵の保護が可能な環境で以下の特長を実現した新たなグループ署名方式により、従来のさまざまな課題を解決する。

世界最速の認証処理速度
従来のグループ署名方式と比較して、署名生成・検証速度が約2倍、実用的な処理時間での実装が可能となる。

効率的な利用者失効機能
従来のグループ署名方式では、退会者や不正会員をグループから排除する際は、匿名であるために、IDを単純に利用するだけでは失効処理ができなかった。しかし本技術では、管理者が匿名の“失効者リスト”をショップへ配布するだけの、効率よい処理が可能となる。

小さいデータサイズ
認証の度に頻繁に送受信される情報である署名と、利用者が保持する秘密情報であるメンバ鍵(署名生成のための秘密鍵)のデータのサイズは世界最小クラスになる。

容易な実装
すでに広く利用されている単純な演算処理の組み合わせだけで実装できる。

同社は今後「高速匿名認証技術」を、匿名性による安心感が必要なオンラインショッピング、匿名性を必須とする医療などのサービス、カード番号の漏洩防止が必須なクレジット会社・銀行などに向けたサービスとして提案し、ソリューション展開を図る。

なお、この技術で用いるグループ署名方式は特許出願中。また、11月25日より開催される「International Workshop on Security(IWSEC) 2008」で技術発表される。


東芝ソリューション
http://www.toshiba-sol.co.jp/

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