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アビームコンサルティング、営業部門の見える化を推進する「営業ダッシュボードパック」の販売を開始

2008年11月27日(木)IT Leaders編集部

アジアを中心にコンサルティング事業を展開するアビームコンサルティングは2008年11月26日、「営業ダッシュボードパック」の販売開始を発表した。ツールやテンプレートを利用した営業の業績評価、課題抽出、改革ポイントの設定などのコンサルティングと、管理画面(営業ダッシュボード)のシステム構築をセットにしたもので、それにより「営業の見える化」を支援する。

アビームコンサルティングによれば、営業部門では、顧客の多様化や激しい市場変化に際し戦略の立案・実行における迅速な判断や、競合との差別化を図るための営業改革が求められるところから、業務改善や営業支援ツール(SFAパッケージ)の導入など、多くの取り組みが行われてきている。しかし依然として属人的なノウハウへの依存度が高く、適切な経営判断を行うための「営業の見える化」が十分でないと考えられる。

「営業ダッシュボードパック」は、営業におけるKPI(重要業績評価指標)の定義、管理画面のシステム構築など、同社がコンサルティング実績で培ったノウハウを利用し、「営業の見える化」を短期間かつ低コストで可能にするというもの。営業の現場の状況が客観的なデータとして可視化されることで、課題の発見・課題解決に向けた検討へとつながり、最終的には顧客対応力の向上、商談の質/量の向上、営業関連コストの低減/コスト投下の適正化など、企業の営業改革に向けた意思決定も容易になるという。

同製品は、具体的には以下の作業項目から構成される。

  • インタビュー:営業部門主要関係者に対してインタビューを実施
  • 診断:アセスメント(業績評価)ツール・プロセス標準モデル・評価指標体系を利用し、インタビュー結果および現状の営業プロセスを診断
  • 課題の抽出・改革ポイントの選定:診断結果から課題を抽出し、改革ポイントを選定
  • システム構築:テンプレートを利用した営業ダッシュボードシステムを構築

営業部門では、「見えたこと」に基づきいかに意思決定を行い、継続的な営業活動を行っていくかが重要になるが、同製品では「営業の見える化」によって、「Plan(改革ポイントやKPIに基づいた営業計画の策定)」、「Do(営業活動におけるKPIの取得)」、「Check(営業ダッシュボードによるKPIのモニタリング)」、「Action(KPIをもとにした指導-対応-報告)」といったPDCAサイクルを構築できる。

同社では、今回の「営業ダッシュボードパック」販売とあわせて、インタビュー・診断、課題抽出・改革ポイントの設定までに絞った「営業クイックアセスメントサービス」も販売を開始する。価格は、「営業ダッシュボードパック」が980万円(税別)から、「営業クイックアセスメントサービス」が200万円(税別)から。関連コンサルティングサービスも含め初年度2億円の売り上げを目指す。

アビームコンサルティング
http://www.abeam.com/jp/

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