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[技術解説]

PART4 マスターデータ統合の難所と 実践へのアプローチ

2008年11月27日(木)

唯一無二の正確なマスターデータは、業種業態や企業規模を問わず、すべての企業にとって最重要資産である。しかし、重要性や必要性は論を待たないにもかかわらず、マスターデータの品質や管理レベルが万全であると断言できる企業は少ないのではないだろうか。マスターデータ統合は、古くて新しい課題なのである。拙速なシステム導入に走ることなく、理想的なマスターデータ統合を実現するためのアプローチを明らかにする。(本誌)

マスターデータ統合が注目を集める背景

どのような業種であれ、およそ企業活動は、何らかのインプットを処理プロセスを経てアウトプットする一連の業務活動と、その流れで構成されている。こういった活動のなかを流れる血液に相当するのがデータであり、現代ではこの血流をコントロールするためにITが果たすべき役割が大きくなってきている。そして、企業活動を的確に把握するためには、企業規模や業種を問わず必要とされる共通のデータ群がある。顧客、製品、組織、資産、サプライヤー、パートナーといったデータ群は経営の根幹を成す最重要資産といってよい。

また、経営者や事業部門長、管理者や担当者の別なくすべての役割や階層にとって必要性の高いものであり、たとえば代表的なデータ資産については以下のような要求が業種を問わずにあげられるだろう。

  • 組織の垣根にとらわれず共通的な顧客データが識別できること。
  • 組織間で販売されている製品・サービスの情報がライフサイクルで整合していること。
  • 事業運営において必要な組織・ロケーションのコード体系や階層が共通化されていること。
  • 組織間で、サプライヤー、パートナーの情報が一元化されていること。
  • 購買に関する情報がグローバルで集中化されていること。

そして、こういったデータ群を正確かつ一元的に管理するためのキーとなるのがマスターデータである。唯一無二の正確なマスターデータは、もはや「あればよい」ものから「持つべき」ものとなっているのである。

なぜマスターデータ統合は難しいのか

しかし、現実には多くの企業で以下のような切実な問題が発生している。

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