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NEC、内部統制対応支援機能を強化した統合ID管理ソフト新版「WebSAM Ver.3.0」を発売

2008年12月12日(金)IT Leaders編集部

NECは2008年12月11日、企業の内部統制対応を支援する機能を強化した統合ID管理ソフトウェア「WebSAM SECUREMASTER/EnterpriseIdentityManager Ver.3.0」を製品化し、同日から販売活動を開始したと発表した。

「WebSAM SECUREMASTER/EnterpriseIdentityManager Ver.3.0」は、IDとアクセス制御の集中管理により、内部統制の強化とコスト削減を可能とするソフトウェア。内部統制における監査対応を強化するため、証跡管理機能の強化が図られている。

具体的には、(1)人事データと業務システムのアカウントを照合し、ID管理が適切に行われているかを確認するとともに、その記録をID管理の適正性の証拠として利用可能とする監査対応支援機能(ID棚卸し)、(2)マイクロソフト社のActive Directoryと連携し、アカウント管理・証跡管理を容易にするADアカウント管理機能、の2つの機能を搭載した。これらにより、IT全般統制の重要項目のひとつである「システムの安全性確保」を実現し、監査に関するシステム管理者の負荷を軽減することが可能になる。

同ソフト全般のおもな強化内容は以下のとおり。

 1. 監査対応時のシステム管理者の負荷を軽減

人事システムから取り込んだ社員情報と、業務システムのアカウント情報を照合し、既存の業務システムにおけるアカウント利用の現状分析を自動化する。これにより、社員が実在しないアカウント、所属や役職などアクセス条件を満たさない社員に付与された不正アカウント、一定期間パスワード変更やログインをしていないアカウントなどを抽出することができる。こうした分析結果は監査レポートとして生成し、過去のレポートとともにシステム上に保管される。また、監査人からの要請に迅速な対応できるようレポートをPDFに出力する「監査オプション」を新規に提供する。

 2. Active Directoryとの連携アカウント管理を強化

導入済みのActive Directoryと連携しアカウント管理業務を強化する。アカウント登録の申請・承認フローを付加し、アカウント登録の申請・承認ルールを統一化する。また、Active Directoryにおけるセキュリティグループの所属情報を含むID配信(プロビジョニング)、パスワード入力ミスによるアカウントロックの解除など、細かな連携機能を提供する。

同ソフトの提供価格は最小構成で278万円(税別)から。出荷開始は本年12月12日より。

同社は、SECUREMASTERのID管理システムに関し、今後3年間で30億円の販売を見込んでいる。また、統合ID管理システムの環境構築を支援する専任のSI構築支援体制を、現在の50名から順次拡大して強化していくという。

NEC
http://www.nec.co.jp/

WebSAM SECUREMASTER
http://www.nec.co.jp/securemaster/

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