[市場動向]

スミセイ情報システム、エックスネット、KVHが有価証券運用管理システム分野で協業

2008年12月13日(土)IT Leaders編集部

スミセイ情報システム(SLC、本社:大阪府大阪市)、NTtデータグループのエックスネット(XNET)、KVHの3社は2008年12月12日、資産運用会社向け有価証券運用管理システムソリューション分野で協業することを発表した。

 スミセイ情報システム(SLC、本社:大阪府大阪市)、エックスネット(XNET)、KVHの3社は23社は、XNETが開発したアプリケーションを、信頼性、安全性の高いKVHデータセンター内に「XNETシステム」として構築する。

 SLCの運用ノウハウをベースに、FISC(財団法人金融情報システムセンター)が発行する「金融機関等のコンピュータシステムに関する安全対策基準」に準拠したシステム運用に基づき「SLC-XNETホスティングサービス」として、2009年1月より提供を開始する。これにより、生損保会社、投信・投資顧問会社などの機関投資家に加え、新たに銀行を対象に市場開拓を図る。

 従来、大量の有価証券を複雑な法規制の下で管理する資産運用会社は、自社にて有価証券運用管理業務のシステム運用を行っている場合が多く、専門要員の確保および日々のシステム機器の維持管理の煩雑さが課題になっているという。

 3社は、このような課題に迅速に対応するため、有価証券運用管理業務システムの構築から運用・保守まで一元的なサービスとして提供し、XNETユーザーのシステム運用管理負荷を軽減する。

 「SLC-XNETホスティングサービス」は、共同利用型システムによりコストを削減するとともに、サーバ上に仮想化技術を採用することでユーザー専有のXNETシステム環境を実現。また、SLCが長年培ったノウハウをベースに、FISC、J-SOXなどIT統制全般に準拠した運用設計に基づき、 XNETシステムに精通した専任の技術者によるシステム運用を標準サービスとして提供する。

 同サービスの導入により、ユーザーは、自社にてシステム構築、運用をする必要がなくなり、必要なアプリケーション機能を月額使用料のみで利用できる。これにより、有価証券運用管理業務システムにおける、運用管理負荷を大幅に軽減し、初期費用の抑制、導入期間の短縮、安定したシステム環境の確保などのユーザーメリットが見込まれる。

 XNETは、1991年の創業以来、一貫して資産運用管理を中心としたアプリケーションを「XNETサービス」として提供し、資産運用会社におけるデファクトスタンダードとしての地位を築いてきた。SLCは、大手生命保険会社、投資顧問会社、損害保険会社をはじめとした多数の「XNETサービス」導入実績を有し、専門知識を要するシステム構築および保守・運用のノウハウを蓄積している。KVHは、グローバル品質基準に準拠したデータセンターとネットワークをベースに、金融業界のミッションクリティカルなニーズに対応した業務システム向けのマネージド・サービスを拡充している。

 3社は、各社の実績とノウハウを融合した同サービスの提供により、顧客満足度の向上および新規市場の開拓を目指すという。

スミセイ情報システム
http://www.slcs.co.jp/

エックスネット
http://www.xnet.co.jp/

KVH
http://www.kvh.co.jp/

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スミセイ情報システム / 金融 / 協業・提携 / 保険 / 住友生命保険 / Colt Technology Services / NTTデータ

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