[市場動向]

グラフでSCMの流れをつかむ 2008年SCMのハイプサイクル

2008年12月25日(木)IT Leaders編集部

製造業や流通業では、サプライチェーンマネジメント(SCM)の刷新や高度化は常に取り組む必要がある最重要テーマの1つだ。マーケットの状況に応じてタイミングよく製品を供給すると同時に、変動する資材や製品の価格を適切にコントロールしなければならない。その目的を果たすための手段は、10年ほど前と今では随分と違ってきている。

画像:2008年SCMのハイプサイクル

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SCMの全体像を整理しておこう。上の図を見てほしい。米ガートナーが2008年8月に発行したレポート「Hype Cycle for Supply Chain Management, 2008」の中で、「ハイプサイクル」と呼ぶ考えに則ってSCMに関連するトレンドを示したものだ。ひと口にSCMといっても、色々な業務システムやテクノロジが関係していることが分かる。

ハイプサイクルではテクノロジのトレンドを5つのステージに分類している。(1)新技術が登場してすぐの「テクノロジの黎明期」、(2)一部の成功例がクローズアップされ期待が高まる「過度な期待のピーク期」、(3)期待や興味が失われる「幻滅期」、(4)導入時の失敗などの検証から現実的な有用性が見出される「啓蒙活動期」、(5)技術が成熟して企業に確実なメリットをもたらし始める「生産性の安定期」だ。

ガートナーの分析によると、需要によって適切量の在庫を補充する「統合需要補充計画」や、企業間のプロセス連携基盤「ビジネスプロセス・ネットワーク」の注目度が急上昇している。今後数年の間にSCM分野で主流の取り組みになるとみられる。認知度はまだ低いが、複数企業にまたがるビジネスプロセス・プラットフォームの構築も脚光を浴びそうだ。「CPFR」と呼ぶ仕組みのように、企業の枠を超えたサプライチェーン改革は必然の流れになる。

CPFRとは、メーカーと流通業など取引先同士が共同で需要予測と在庫補充計画を立案する取り組みのこと。2002年にアスクルと住友スリーエムが一部の商品を対象に試験的に実施したのが国内で公になった初期のケースである。

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