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NEC、中堅・中小企業の部門サーバー統合に適した「Express5800シリーズ」新製品

2009年1月27日(火)IT Leaders編集部

日本電気(以下、NEC)は、同社の「Express5800シリーズ」のうち、作業エリアやオフィスなどの現場設置ニーズに応える製品群「DataStationLine」(データステーションライン)の強化として、消費電力の低減とセキュリティ機能の向上を可能とした「OfficeRackServer」(オフィスラックサーバー)の新サーバー製品、「Express5800/R110a-1H」の出荷を2009年1月26日より開始したことを発表した。

発表されたのは、ラックサーバー製品「Express5800/R110a-1H」の2.5インチディスクモデルと3.5インチディスクモデルの2種類。価格は、インテルCore2 DuoプロセッサT9400(2.53GHz)/1GBメモリ/ディスクレスの最小構成で、2.5インチモデルが17万8000円から、3.5インチモデルが15万8000円から(いずれも税別)。

同社のオフィスラックサーバーは、省スペースや静音性、防塵対策など、オフィスでの利用を想定した機能を搭載しているほか、ラック前面に鍵付きのフロントシャッターを採用するなど、情報漏えい対策におけるセキュリティ強化にも配慮している。サーバールームを持たない中堅・中小企業の顧客向けの製品として、今回、導入コストも削減して低価格化を実現したという。

同社による新製品の特徴は以下のとおり。

  1. 性能の強化とさらなる省電力化:インテルCore2 Duo T9400(2.53GHz)プロセッサを採用し、高い電力性能と優れたパフォーマンスを実現。また、NEC独自の実装技術による冷却効率の向上や、高効率電源ユニットの搭載によって、消費電力および電気代を同社従来機「Express5800/120Ra-2h」との比較で最大約46%低減した。
  2. セキュリティ面での強化:事務机サイズ(高さ700mm、奥行き700mm)の専用13Uラックは、鍵付きシャッターにより不正操作や盗難、情報漏えいを防止できる。また、NEC独自開発によるサーバーのリモート管理ツール「EXPRESSSCOPEエンジン2」では、稼働状況や障害の監視に加え、サーバー管理用端末の接続をIPアドレスにより制限することでセキュリティが向上する。
  3. 仮想化による部門サーバー統合に対応:マイクロソフトの仮想化機能である「Hyper-V」に対応しているほか、最大16GBのメモリ搭載やホットプラグHDDの搭載(最大で4台搭載可能)など、仮想環境向けにハードウェア仕様を強化。これにより、部門ごとに分散している物理サーバーやLANスイッチおよびバックアップ装置の集約に加え、仮想環境による運用性向上やサーバー台数の縮小によるコスト削減効果も期待できる。

同社ではExpress5800シリーズにおいて、企業内データセンタでのサーバー統合やインターネットデータセンターに最適な「DataCenterLine」と、オフィスや店舗など現場への設置性、カスタマイズ性に優れた「DataStationLine」の2つのラインで、今後も製品を強化/拡充していくとしている。

ビジネスPC、Express5800シリーズホームページ「8番街」
http://nec8.com

NEC
http://www.nec.co.jp/

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NEC / PCサーバー / システム統合 / 中堅・中小企業 / Hyper-V / Express5800

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