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「OSGi」に準拠したモジュール化を徹底 組み込み用途やグリッド向けまで想定

2009年2月10日(火)

Webアプリケーションサーバー Oracle WebLogic Server 10g Release 3/日本オラクル 日本オラクルは2008年11月11日、Webアプリケーションサーバー「Oracle WebLogic Server 10g Release 3」(以下、Oracle WebLogic Server)の提供を開始した。BEAシステムズとの統合後、最初に提供されるミドルウェア製品となる。モジュール化の徹底、“RIA”開発機能、大幅な値下げなど見どころは多い。

製品概要

オラクルは、実績や安定性などの面から、Oracle WebLogic Serverを旧BEAシステムズの「BEA WebLogic Server」をベースに開発した。ただし内部構造のモジュール化を徹底し、必要な機能だけを選択して実装できるようにしたほか、オラクル製の開発ツールなどと連携して利用しやすくしている。

ダイナミックで使いやすい画面を実現する、いわゆるRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)を開発する機能など、機能面の充実も図った。価格を旧BEAの製品に対して割安に設定したのも、ポイントの1つだ。

製品の特徴

特徴の1つは、内部構造のモジュール化。Javaベースのソフトウェア部品化の技術仕様である「OSGi」に準拠している。1Oracle WebLogic Server自体がモジュール化されているため、組み込みシステムやグリッド環境への実装が容易、2Oracle Fusion Middlewareに含まれるオラクル製品はもとより、OSGiに準拠する他社製品との連携がしやすい、といった利点がある。

第2は開発環境の充実。「Eclipse」、「Oracle JDeveloper」、「Oracle WebLogic Workshop 10.3」などをサポートする。オラクルユーザーにとっても、BEAユーザーにとっても使い慣れた開発環境を利用可能にした。

第3はAjax(Asynchronous JavaScript+XML)によるリッチクライアント開発ソフト「ADF RichClient 11」を搭載したこと。前バージョンでもAjaxを利用できたが、提供部品数が少ないなどの問題があった。今回のバージョンではグラフやボタン、カレンダー、進捗バーなどの種類を増やし、使い勝手を高めた。貼り付けるようにしてユーザーインタフェースを作成できる(図1)。

図1 ADF RichClient 11によりAjaxを使ったユーザーインタフェースを作成できる

販売体制と価格体系

1プロセサあたりの税込価格は、「Standard Edition」が108万7000円(ADF RichClient 11を含む)、「Enterprise Edition」が271万7400円(ADF RichClient 11、Oracle Enterprise Managerを含む)である。旧BEAシステムズが販売していたWebLogicの価格はリッチクライアント機能(50万円)が別売の場合で、それぞれ198万円、332万円。大幅な値下である。なお年間保守料は22%となっている。

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