[要求仕様の美学]

第4回 具体例から学ぶ仕様書の作法 読みやすさを考慮し表形式でまとめる

2009年2月16日(月)

これまで、要求仕様書に書くべき17項目を個別に見てきた。今回はいよいよ、実際に仕様書を書いてみる。仕様書は、システムの背景や全体像を端的にまとめるイントロダクション、具体的な要求項目を列挙するシステム要求という2部構成にすると見やすい。用語の定義や業務フロー図、画面イメージなどは別紙にする。

要求仕様書には必ず記載すべき必須項目とケースによっては省いても構わないオプション項目がある。前回は必須10項目と、一部のオプション項目を説明した。今回は、残りのオプション5項目を解説し、仕様書の具体例を示す。

要求仕様書のオプション項目
―開発手法や言語を指定する

前回、7つある要求仕様書のオプション項目の中から「用語の定義」「業務フロー図」の2項目を説明した。オプション項目にはこのほか、「期待すべき効果」「画面イメージ」「利用できる資源」「開発に用いる資源」「開発方法に関する要求」の5つがある。以下で1つずつ見ていこう。

(3)期待すべき効果

これは、必須項目の1つである「目的・狙い」に含まれる内容ではある。しかし、目的・狙いに細かい内容を書きすぎると要求の全体像が分かりにくくなってしまう。このため、効果額の算出根拠などを詳細に記述する場合は独立した項目を立てたほうがよい。

期待すべき効果は、「定量的効果(金額換算できる効果)」と「定性的効果(金額換算できない効果)」に分けて記述する。定量的効果は効果値や金額換算値、算定根拠を次のように記述する。

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