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HP、ネットワーク構成全体を一元管理して障害を早期に分析・修復する「Network Node Manager」

2008年12月11日(木)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカードは2008年12月11日、ネットワーク管理ソフト「HP Network Node Manager i-series v8.10 software(NNM i-series v8.10 software)」を発表した。大規模化、複雑化するネットワーク管理を統合し、ネットワーク負荷のリアルタイムな把握と障害検知、分析機能を備え、堅牢なネットワーク構築を支援する。

Webシステムと基幹システムの異なるプロトコルでのデータ交換、音声や画像などの各種ファイルのやりとり、携帯電話や専用端末とのデータ共有、さらには企業外との対外接続など…。ネットワーク環境の大規模化と複雑化は増大する一方である。

こうした現状で、ネットワークの一部の機器に障害が発生すると、それが次々に伝搬し、正常に動作している機器までがエラーを起こし、システム全体が機能不全になる。そうなると根本原因を特定するのは容易ではない。ネットワークの機器構成を適正に把握し、性能を管理できるネットワーク管理製品の重要性が高まっているゆえんだ。

日本HPが発表した「NNM i-series v8.10 software」は、聞き慣れない製品名ながら、複数のベンダーにOEMされている有力な製品の1つである。多くのネットワーク管理製品が、機器の性能管理やネットワークの障害検知、修復機能などを備えるが、NNM i-series v8.10 softwareはそれに加えて、機器の最新稼働状況に基づく原因分析や、ネットワーク接続形態の可視化、迅速な障害原因の特定などを可能にする。

製品の特徴

特徴の1つが、機器が正常に稼働しているのかをリアルタイムで監視する「Continuous Spiral Discovery」機能。これにより障害発生時に、精度の高い分析を可能にする。オプションで提供される「NNM iSPI for Performance 8.10」を利用すれば、機器のプロセサやメモリーの使用率を詳細に把握することも可能。機器の交換や増設のタイミングを見極めて、障害の発生を未然に防げるのだ。

ネットワークの接続状況をもとに障害発生源や被害の影響範囲を迅速に判定する「Causal Engine」も特徴の1つ。障害原因を早期に発見でき、障害時の復旧時間を短縮できる。ネットワーク全体を地図データ上に配置して、どこの機器に障害が発生しているのかを視覚的に把握することも可能である。

価格は表の通り。いずれも50ノードから利用でき、保守料は別途必要。データセンターや通信事業者向けのネットワーク管理ソフト「NNM i8.10 Advanced」、トラブルシューティングを効率的に行うオプション「NNM iSPI for NET」もラインナップに含まれる。

表 Network Node Managerシリーズの価格一覧
  製品名 参考最小構成価格(税込)
基本製品 HP Network Node Manager i-series v8.10 software 50万4000円~
HP Network Node Manager i8.10 Advanced 126万円~
オプション HP Network Node Manager iSPI for NET 75万6000円~
HP Network Node Manager iSPI for Performance 8.10 75万6000円~
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