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アイログ、Adobe Flex 3.0対応のIBM ILOG Elixir 2.0を発表

2009年3月5日(木)IT Leaders編集部

アイログは2009年3月4日、「Adobe Flex」ならびに「Adobe AIR」向け可視化グラフィクス製品の最新版「IBM ILOG Elixir 2.0(アイビーエム・アイログエリクシール 2.0)」を提供開始したと発表した。

「IBM ILOG Elixir」は、高度なユーザーインタフェース用コントロールのセットで、Adobe FlexとAdobe AIRにおけるRIA開発を強化する製品。ブラウザとデスクトップに対して、高機能で見栄えの良いRIAを短期間で構築できる。

最新版「IBM ILOG Elixir 2.0」は、既存の7個のコンポーネントが拡張されたうえ、新たに高度なデータ表示機能として、「カレンダー」「ヒートマップ」「タスク・ガントチャート」および「OLAP(オンライン分析処理)とピボット・チャート」という、4種類のコンポーネントが追加された。これによって、より直感的でインタラクティブなデータ可視化画面を、迅速かつ簡単に構築することができる。

同製品は、Adobe FlexならびにAIR向けのEclipseベース統合開発環境(IDE)である「Flex Builder」に緊密に統合されている。そのため、開発者は使い慣れた環境で特別な学習を必要とせずに開発作業を行うことができる。他のFlexコンポーネントと同様に、Flex Builder内部でIBM ILOG Elixirコンポーネントをドラッグ&ドロップで貼り付け、そのプロパティを設定できる。また、さらなるコンポーネントのカスタマイズに備え、ドキュメント完備のAPIも用意される。全ソースコードと詳しい説明資料が提供されるため、Flexの開発者はエンド・ユーザが望むとおりの外観と動きを構築できる。

同製品で機能拡張が行われた7コンポーネントの概要は以下のとおり。

  • 3D チャート:Adobe 2Dに対応するインタラクティブな3Dチャートの包括的セットで、40以上の設定が定義済み。
  • ゲージとダイアル:インタラクティブな操作が可能で、データソースとリアルタイムに接続される新世代ダッシュボードの構築が可能。そのままでも開発に利用できるほか、高機能な API を駆使して新しい表示方法も開発できる。
  • ベクター方式マップ:完成した地図およびカスタマイズ可能な地図機能が備わっており、直感的でわかりやすい地図形式のダッシュボードの構築が可能。色指定やカスタム・オブジェクトのオーバーレイによりチャートやラベルの表示なども簡単にできる。
  • 組織図:わかりやすい表示で組織内の人材をインタラクティブに表現。ナビゲーション操作が簡単で、滑らかなアニメーション効果を実現、ズームの深さに応じて的確な情報を自動表示する。
  • リソース・ガントチャート:時間軸に合わせたリソース配置/プランニングに利用可能。タスクの再スケジューリング、アプリケーション上でのユーザ編集機能をサポートする。
  • ツリーマップ:生データに隠れるトレンドや異常値の分析と把握に効果的なグラフィクス表現。動的なドリルダウン、クラスタリングのユーザ定義、色分けと大きさの指定が可能。
  • レーダーチャート:相互関係を持たない複数の対象における各種のKPI値(主要業績指標)を表示、比較する。

同製品はアドビストアにて提供中。また、アイログからのOEM提供も行われる。価格は9万3,000円(税別)。バージョン1.0からのアップグレード価格は5万8,000円。導入本数によっては個別見積もりも可能。

アイログ
http://www.ilog.co.jp/

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