[新製品・サービス]

クラスキャット、中堅企業向けとISP向けの迷惑メール対策アプライアンスの販売を開始

2009年3月10日(火)IT Leaders編集部

クラスキャットは2009年3月9日、迷惑メール対策アプライアンスシリーズの最新版として、総務省のガイドラインに準拠した「中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス」および「ISP向け迷惑メール対策アプライアンス」の提供を同日より開始すると発表した。

 クラスキャットの「中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス」シリーズは、センドメール(Sendmail)のソリューションを、導入・運用し易いアプライアンスサーバーとして提供するもの。ハードウェアプラットフォームには、IBM System xまたはBladeCenterを選択でき、対応ユーザー数、利用目的・機能に応じて、5種類のモデルが用意されている。迷惑メール対策アプライアンスシリーズの詳細は次のとおり。

中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス
 専任のIT管理者が不在の企業にも導入・運用が行えるよう、クラスキャット製のインターネットサーバー管理ツールとセンドメール製迷惑メール対策ソフトウェアを搭載。金融機関で広く利用されている添付書類のパスワード付きZIP 暗号化による情報漏洩対策に対応。

 これにより、利用者のミスによる情報漏洩を防ぐとともに、ウィルススキャンやポリシーフィルタリング、メールアーカイブなどを実施した後に暗号化するので、メールシステムの利便性や信頼性を高めることができる。また、オプションによりAES 暗号の利用も可能。モデルはユーザー数によって、250ユーザー対応モデル/500ユーザー対応モデル/1,000ユーザー対応モデルの3種類が用意されている。

ISP向け迷惑メール対策アプライアンス
 10,000以上のユーザー規模への対応を可能としており、「中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス」にさらに機能を加えた2つのモデルが用意されている。

 迷惑メール対策アプライアンス
 ユーザー毎にメールポリシーの条件を設定し、該当メールを隔離する事や、ユーザー独自のホワイトリスト/ブラックリストの設定に基づき迷惑メールの分類処理を可能にする。

インテリジェント・メールトラフィックコントロールアプライアンス
 送受信メールの通数やコネクション数などをゲートウェイで制御するソリューション。迷惑メールを大量に送りつけるドメインからのメールを拒否してDHAやDoS/DDoS攻撃からメールシステムを防御し、余計なトラフィックをゲートウェイでシャットアウトすることで、ネットワークバンド幅、プロセッサ、ストレージなどリソースの無駄遣いをなくす。また、正当なドメインからであっても、メール流量を適正に制御することによって安定したメールサービスの提供を可能にする。

 「迷惑メール対策アプライアンスシリーズ」のメール環境とツールなどの詳細は次のとおり。

メールセキュリティの統合環境と迷惑メール対策ソリューション
 メールセキュリティの統合環境である「Mailstream Manager」は、メールゲートウェイからメールボックスまで、すべてのメールシステムを対象に、ウィルス/スパム対策、情報漏洩防止、誤送信防止やコンプライアンスのためのメールポリシー設定・実施を一元的を実現する。Sendmailはもちろん、「Microsoft Exchange」や「Lotus Notes」など既存のメールインフラを活かした導入が可能。

 メール統合環境のオプションである「Sendmail Anti-Spam」は、ユーザーから寄せられるスパムメール情報を基に、スパムか否かを判断するための情報をデータベースに登録する。その情報を参照することでスパムを特定するコラボレーション方式により、検知率98%以上の性能を誇るスパム対策フィルタ。正規メールが迷惑メールと判定される誤検知(フォールスポジティブ)率も0.0001%と、ほぼ0%に近いことが実証されているが、誤検知があった場合でも、ユーザーからのフィードバックでほぼリアルタイムに修正を反映させることができる。

インターネットサーバ管理ツール
 「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v5.0」は、オープンソース「Sun Cobalt RaQ550」のGUI を「Red Hat Enterprise Linux 5 Server」にポーティングした商用利用のインターネットサーバ管理ツール。インターネットサーバとしての基本ソフトウェア(Web、Mail、DNS、SNMP、Telnet、FTPなど)に加え、「25 番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)」「サブミッションポート(587 番ポート)と SMTP 認証」や「送信ドメイン認証」「SPAM フィルタ」「SSL 暗号化通信 (「STARTTLS」、「POP over SSL」)」の運用・管理をブラウザから行うことができる。また、1台のサーバで、バーチャルドメインを複数作成管理することも可能。

 迷惑メール対策アプライアンスシリーズは、日本IBMのビジネスパートナー経由で販売される。そして同社は、今後年間1,000システムの販売を見込んでいる。販売価格は個別対応。

クラスキャット
http://www.classcat.com/

センドメール
http://www.sendmail.co.jp/

関連キーワード

クラスキャット / メールセキュリティ / 中堅・中小企業 / Sendmail

関連記事

トピックス

[Sponsored]

クラスキャット、中堅企業向けとISP向けの迷惑メール対策アプライアンスの販売を開始クラスキャットは2009年3月9日、迷惑メール対策アプライアンスシリーズの最新版として、総務省のガイドラインに準拠した「中堅企業向け迷惑メール対策アプライアンス」および「ISP向け迷惑メール対策アプライアンス」の提供を同日より開始すると発表した。

PAGE TOP