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クラウド・スコープ・テクノロジーズ、「PATHMANAGER Version 4」の提供開始を発表

2009年3月12日(木)IT Leaders編集部

ITホールディングスグループ(現TISインテックグループ)のクラウド・スコープ・テクノロジーズは2009年3月10日、ネットワーク管理・監視・分析システム「PATHMANAGER Version 4」を同日より提供開始すると発表した。

 ITホールディングスグループのクラウド・スコープ・テクノロジーズが提供する「PATHMANAGER」。同システムは、ネットワーク上のサービスからネットワークセッション、パス、回線、そしてネットワーク機器に至るまで、関連するネットワーク上のすべてのリソースを「見える化」し、ネットワークサービスの設計時や障害発生時に、必要なネットワークリソースを視覚的に操作できる管理・監視・分析システムである。

 本製品が監視・管理を実行するには、ネットワーク機器からのさまざまな情報を自動的に取得し、処理する必要がある。しかし、対象となるネットワークの規模や監視範囲が広がり、その処理は年々増加している。そこで同社は今回、PATHMANAGERの処理能力を向上させ、また運用側の利便性を高める機能を拡充した「PATHMANAGER Version 4」を提供する。

 「PATHMANAGER」の主な働きは次のとおり。

  1. マルチベンダのネットワーク装置で構成されるネットワークを、一元的に管理・監視・分析できる「End to End の見える化」を提供。
  2. サービス、ネットワークのパスやセッション、ネットワーク装置の関連性を一元的に管理・監視・分析できる「Top to Bottomの見える化」を提供。

「PATHMANAGER Version 4」における向上点は次のとおり。

処理能力の向上

  • 処理能力を2倍にし、監視情報の取得から表示までの時間を約半分に短縮。

機能の拡充

  • 処理パフォーマンス向上 : PATHMANAGERクライアント起動時の全ポート取得処理時間を短縮。サーバ・クライアント間の通信の効率化、データベースまわりの改良、フレームワークの見直しなどにより、大量トラップ受信時の動作速度の向上、検索時間の短縮などを実現。
  • 自動検出 (Auto Discovery) 実行機能の追加 : アクティブイベントリストのイベントコンテキストメニューから「AutoDiscovery 実行」を実行できる。
  • グループ・ノード間リンクの表示・非表示 : メニューから、グループ・ノード間リンクの表示・非表示の切り替えが選択できる。
  • 「監視対象/非対象の設定機能」を追加 : 計画工事などを識別するイベントマスク詳細設定ダイアログからイベントの「監視対象/非対象」を設定できる。
  • ソート機能の追加 : ポート詳細情報ダイアログ、トラフィック監視設定ダイアログで、ポート名による検索、ポート名カラムのソートが可能。
  • 基本機能+トラフィック機能 : トラフィック監視機能を実装し、トラフィック品質の監視、分析が可能。
  • 「トラフィック監視対象」項目の追加 : ポート詳細情報ダイアログ、RSVP-LSP 詳細情報ダイアログに、「トラフィック監視対象」情報を表示。
  • トラフィック量の可視機能 : RSVP-LSPのトラフィック量を監視画面に可視化できる。
  • P2MP-RSVPLSPイベント生成 : P2MP-RSVP LSP に属するすべてのサブRSVP-LSPがダウンしたときに、P2MP-RSVP LSPイベントの生成を実現。また、P2MP-RSVP LSPダウン状態の場合に、そのP2MP-RSVP LSPに属するサブRSVP-LSPが1本アップしたときにP2MP-RSVP LSPアップイベントが生成される。P2MP-RSVPLSPイベントとサブRSVP-LSPイベントの相関関係が表示できる。
  • ポート番号固定設定 : クライアント・サーバ間通信が使用するポート番号を設定により固定できる。
  • イベント履歴リストRSVP-LSP選択時の表示 : イベント履歴リストのRSVP-LSPイベント選択時に、イベント発生後の経路とイベント発生前の経路のみが表示される。
  • リアルタイムアイコン設定 : イベント履歴ウィンドウのリアルタイムアイコンのクリックで、リアルタイム検索ON/OFFが切り替えられる。
  • 「障害状態の更新」機能の表示・非表示 : 「障害状態の更新」メニューのサブメニュー (ノード、リンク、RSVP-LSPなど) の表示・非表示を設定ファイルから制御できる。
  • リンク単独削除の制御機能 : リンクを保護するローカルリペアが存在するリンクの単独の削除の場合、警告メッセージを出力する。
  • CSVファイルに出力情報を追加 : アクティブイベントリストのCSVファイル保存機能、イベント履歴リストのCSVファイル保存機能において、コリレーション表示時には派生元、派生先の情報もCSVファイルに出力する。
  • イベント履歴検索条件追加 : 検索条件の「最大検索件数」に「3000件」の条件を追加。

クラウド・スコープ・テクノロジーズ
http://www.cloud-scope.com/

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