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NEC、アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」の強化と新ライセンス体系の導入を発表

2009年3月14日(土)IT Leaders編集部

日本電気(NEC)は2009年3月12日、アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server(ウェブオーティーエックス・アプリケーション・サーバ)」を強化し、廉価モデル「同 Foundation(ファウンデーション)」の追加と、マルチコア対応の新ライセンス体系を導入した「同 Ver8.2」の販売活動を同日から開始すると発表した。

「WebOTX Application Server」は、最新のJava仕様(Java EE 5)に対応し、ミッションクリティカルシステム向けの高信頼性アプリケーションサーバである。同社は、今回の強化により、中小規模システム、サーバ統合用途、データセンター、SaaS基盤などへの市場拡大を図り、今後3年間で5万本の販売を目指す。

「WebOTX Application Server」の強化の概要は以下のとおり。

(1) 廉価モデル「WebOTX Application Server Foundation V8.2」
廉価モデルにも、高信頼性が要求される基幹系システムを支える機能として評価の高いJavaVMの多重化制御、業務アプリケーション障害の自動復旧機能等を搭載。これにより、プロセス異常、ストール、スローダウンなどの障害を検知し、即座に自動復旧することが可能となり、業務の停止時間の最小化を実現する。
希望小売価格は120万円~(税別)。

(2) 上位モデルの新ライセンス体系の導入と最新バージョンの強化内容

  • 新ライセンス体系の導入
    上位モデル「WebOTX Application Server Standard V8.2」、最上位モデル「同Enterprise」は、CPUコア数に乗じたライセンス(CUライセンス)体系を変更。1CPUあたりの2コアから8コアまでを同価格に設定、総コア数が増えるほどコストパフォーマンスが向上する。ライセンス費用は、4CPU×6コアの場合に従来比22%、8CPU×6コアの場合は従来比46%が低減された。これにより、サーバのコア数集積率が増大してもライセンス費用は抑制できる。
  • 障害解析時間の40%短縮
    システム障害の原因究明に必要な、障害情報の自動収集機能、障害ログの管理機能を強化。これにより、アプリケーションが無応答となったり、スローダウン(処理の遅延)するような障害の原因究明が迅速・確実に実施でき、一連の障害解析作業時間を約40%短縮できる。
  • リソース消費量の削減
    使用メモリ領域の共通化など内部処理の効率化によって、運用管理プロセスのメモリ使用量を、従来より約40%削減。また、システム構築時の大規模アプリケーション登録にかかる時間を、従来より約50%短縮した。これにより、メモリやCPUなどマシンリソースの消費量を大幅に抑制できる。

「WebOTX Application Server」
http://www.nec.co.jp/WebOTX/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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