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日立、高負荷用途を想定したハイエンドブレードサーバー「BladeSymphony BS2000」を発表

2009年3月10日(火)IT Leaders編集部

日立製作所は2009年3月10日、ブレードサーバー「BladeSymphony」の最上位機種「BS2000」を発表した。これまでの最上位機に比べて、搭載できるメモリーの容量を増やすと共に、I/O性能を向上させた。加えて、標準搭載する日立独自のサーバー仮想化機能「Virtage」(バタージュ)の設計改良によって、サーバーを仮想化した際に、約2倍の仮想マシンを稼働させられるようにした。

BS2000はデータベースサーバーやアプリケーションサーバーのように、メモリーとI/Oの処理負荷が高い用途を想定して開発した。1枚のブレードに搭載できる最大メモリー容量を、従来の最上位機「BS1000」の4倍に当たる144ギガバイトに向上したのに加え、同じく7倍に相当する162ギガビット/秒のI/O性能を備えた。メモリーとI/Oの両面で性能を高めたことで、1台のサーバー上で複数の仮想マシンを稼働させた際に生じる仮想マシンの処理性能低下も緩和できる。

プロセサには演算処理のコアを8個持つ、インテル製Xeonプロセサ(Nehalem)を2個まで搭載する。装着できるブレードの数は8枚。最大588ギガバイト×4台のディスク装置を搭載可能。サーバー稼働時の発熱に伴う基幹部品の劣化を抑えやすくする内部構造を採用し、従来機では標準で5年間だったハードウェア保証と保守サポートの期間を7年間に延長した。

価格は279万3000円から。仮想化機能Virtageで動作する2個の仮想マシンライセンスが付属する。出荷は4月1日から。日立は2009年度から2011年度までの3年間で、ストレージやネットワーク機器、保守サービスを含むブレードサーバー事業全体で1700億円の売上高を見込む。

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