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米クリックテック、オンメモリー処理で高速・柔軟なデータ分析を行う「QlikView」を国内投入

2009年4月17日(金)IT Leaders編集部

BI(ビジネスインテリジェンス)に高い関心を示しつつも、分析の自由度の低さや高い価格設定、導入までに時間がかかることに疑問を感じて二の足を踏む例は少なくない。こんな悩みを解消しそうなのが、米クリックテックが2009年3月10日に日本市場に投入した「QlikView」だ。

同製品はオンメモリー処理を特徴とするBIツール。ERP(統合業務管理)パッケージや各種業務システムのデータベース、さらにExcelなどから分析対象としたいデータを抜き出し(専用のアダプタを使用)、QlikViewのサーバーに格納する。この際、独自方式で圧縮し、すべてのデータをメモリー上に展開。これをクライアントPCで多角度から分析する。入出力がディスクに比べて圧倒的に速いメモリー上で処理するため「通常の分析なら数秒で結果を表示する」(ラース・ビョーク社長)。

ディスクにデータを書き込むこれまでのBIツールは処理を高速化するため、いくつかの分析パターンを定義し日々のバッチ処理でデータウェアハウスやデータマートに結果を書き出しておくのが一般的だった。このため、未定義の突発的な分析には多大な時間がかかる傾向にあった。「64ビットのWindowsが扱えるメモリー空間を使えば、膨大なデータを対象に柔軟かつ高速な分析ができる。事実、1億件以上のデータを格納している例もある」(同)。

価格は250万円から。他のメジャーなBIソフトは1000万円超のものも少なくない。ユーザーによる検証用に、すべてのライセンスを1カ月間無償で提供する方針。「数週間から1カ月あれば導入できる。もし満足いかない場合、納入後30日以内なら返金にも応じる」(同)と自信を見せる。日本ではサイロジック(神戸市)が総販売代理店となる。

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