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NECと日本オラクル、BI領域での協業と「BI有効活用支援サービス」の提供を発表

2009年4月14日(火)IT Leaders編集部

日本電気(以下NEC)と日本オラクルは2009年4月13日、BI(ビジネス・インテリジェンス)領域での協業を発表した。本協業に基づき、NECは新たに「BI有効活用支援サービス」の提供を開始する。「BI有効活用支援サービス」は、BI分野に関する両社のノウハウを組み合わせ、コンサルティング業務から、システム構築までを支援するサービスである。

この「BI有効活用支援サービス」は、NECの情報管理ソフトウェアInfoFrameのひとつ「Oracle Business Intelligence(以下、Oracle BI)」の効果的な導入と活用を図るため、日本オラクルの「BIエクスプレスサービス」をもとに、NECの「ハードウェア(HW)サイジングサービス(仕様決定支援)」「SIサービス」を加えたサービスになっている。InfoFrameとは、企業内の各システムに散在する情報を統合し、より効果的に活用するための情報管理ソフトウェア製品群のことである。

またNECは、BIで活用するデータのもととなるDWH(データウェアハウス)向けに、検証済みのハードウェア・ソフトウェアを組み合せてプリインストールモデルとして提供する「Oracle Optimized Warehouse Initiative(オラクル・オプティマイズド・ウェアハウス・イニシアチブ、OWI」に、新たに参画した。同社は、安心かつ迅速に導入できる安価なシステム構成を用意し、BI/DWHの導入促進を目指す。

今後両社は、まず製薬業向けにサービス提供を開始し、順次、他業種への拡大を予定している。これによりNECでは、今後3年間で100システムの販売を目指す。

本協業の概要は次のとおり。

  1. 「BI有効活用支援サービス」は、Oracle BI導入に関心がある企業に対して、無料で導入コンサルティングを実施するサービス。このサービスは、日本オラクルの「BIエクスプレスサービス」をもとに、「BIグランドデザイン設計支援」、「BI教育」を提供、さらに「HWサイジングサービス」「SIサービス(有償)」を加え、付加価値の高いサービスになっている。「HWサイジングサービス」は、企業の利用頻度から、無料でBIサーバの仕様決定を支援するサービス。また「SIサービス」は、案件が具体化し、本格的な導入が決定した場合に、SIを実施する有償サービスである。業種、業務ごとのノウハウ・各種テンプレートを提供するとともに、導入コンサルティングの内容に沿った迅速なシステム構築を可能にする。
     
  2. オラクルが進めるOWIは、DWH向けに、ソフトウェア、サーバ、ストレージ、ネットワークの最適構成を作成するプログラムである。オラクルが定義するI/Oテストや障害テストなどの要件を満たした構成は、「検証済みのHW/SWリファレンス」として公開推奨され、データ容量・トランザクション量・利用者数などのDWH要件に応じて最適な構成が簡単に選択できるようになる。NECは、サーバ「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorageシリーズ」、FCスイッチ、データベース、OSの組み合わせでリファレンスを獲得している。「HWサイジングサービス」は、OWI検証結果に基づき提供される。
    最小構成の場合の希望小売価格は、2048万7200円~(税別)。

InfoFrame
http://www.nec.co.jp/infoframe/index.html

NEC
http://www.nec.co.jp/index.html

日本オラクル
http://www.oracle.com/lang/jp/direct/index.html

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NEC / Oracle / BI / 協業・提携 / SI

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