[製品サーベイ]

自動実行でユーザーの負荷軽減、多様なデフラグ方式を利用可能な製品揃う

2009年4月30日(木)

コスト削減が優先課題になる中で、企業内のクライアントPCを少しでも長く使えるようにするのは、当然といえる。しかしレスポンスの低下や故障が頻発するようでは問題だ。そこで必要になるのが、長く使っているPCのメンテナンス。その手段の1つが、ハードディスクの記憶域の断片化を解消する「デフラグ」だ。今回は市販のデフラグソフト5製品を調査した。

ファイルの新規保存、上書き保存、削除といった作業を繰り返すだけで発生するハードディスクの断片化(フラグメンテーション)。断片化が進むと、Windowsやアプリケーションの起動は遅くなるほか、場合によっては操作中のレスポンスも低下してしまう。こうしたパフォーマンスの低下を体感するかどうかはさておき、理論的には処理が遅くなるのは確かだ。

それだけではない。フラグメンテーションを解消する、いわゆるデフラグ・ツールのベンダーである相栄電器の瀬井裕太郎社長によると、「断片化を放置すると、ハードディスクの寿命にも影響する」という。周知の通り、Windowsでは1つのファイルを4KB単位のブロック(クラスタ)に分け、ディスクの空き領域に記録する。空いているクラスタがハードディスクの連続した領域ではなく、あちこちに散在するのが断片化だが、「そうなると磁気ヘッドを駆動するアームの機構への負担がかかり、長年使っていると障害が起きやすくなる」(同)。利用期間が長くなったPCは要注意というわけだ。

意外に意識されないが、クライアントPCではなく、サーバー機のハードディスクも同様である。クライアントに比べると管理が行き届くのが普通であるため、性能低下や故障といった問題は少ないかも知れない。だが、複数の社員が頻繁にアクセスする割に、管理の目が行き届きにくいファイルサーバーなどは、定期的にデフラグを実行すべきという。

そこで今回の製品サーベイでは、市販のデフラグツールを調査した。クライアント版、サーバー版のWindowsには標準でデフラグツールが備わっているが、(1)処理性能が市販ツールに比べ遅い、(2)システムファイルの一部などデフラグの対象外のファイルがある、(3)利用者自身がデフラグの実行を設定・管理する必要がある、といった問題がある。市販ツールではこれらの問題を解消できる。

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