[ザ・プロジェクト]

ERPを含む基幹系を仮想環境で統合 440台のサーバーを4台のブレードに集約【富士フイルム】

2009年5月15日(金)

仮想化技術でサーバーを統合し、コスト削減に取り組む企業が増えている。だが、ほとんどがファイルサーバーやグループウェアサーバーの統合に留まり、基幹系の統合事例はゼロに等しい。そうした中、富士フイルムはSAP製のERPを含む約440台の基幹系サーバーを、2010度までに4台のブレードサーバーに統合する計画を進めている。 聞き手は本誌編集長・田口 潤 Photo:陶山 勉

画像:柴田 英樹 氏
柴田 英樹 氏
富士フイルムコンピューターシステム
システム事業部 ITインフラ部 部長
1998年10月に入社。基幹系システムの再構築やERPパッケージのグループ展開を手掛けてきた。現在は、基幹系システムの戦略立案や開発指針の策定などを統括している。
画像:渡辺 和博 氏
渡辺 和博 氏
富士フイルムコンピューターシステム
システム事業部 ITインフラ部 主査
1999年12月に入社。基幹系システムやサプライチェーンマネジメントシステムの構築を担当。現在は、基幹系サーバーの運用管理やサーバー統合を推進するリーダーを務める。

─ 約440台の基幹系サーバーを仮想化して、ブレードサーバー上に統合するそうですね。「基幹系を仮想化して統合するとは、随分思い切ったことを」という感じです。まず、きっかけを教えてください。

柴田: 大きいのは、運用コストの増加です。当社では過去、汎用機で動いていた基幹系を刷新、オープン系に移行しました。SAPのERPパッケージや他の連結会計ソフトを稼働させていますが、グループ内外にサービスを提供してきた結果、年48台のペースでサーバーの台数が増え、現時点で298台になったんですよ。運用費で言えば、2004年度に7億円だったのが2007年度には28億円と、4年間で4倍になりました。

─ 4倍! 会社から、「いい加減にしなさい」と怒られませんでしたか(笑)。

柴田: ま、あくまでもオープン系について4倍になったということです。ホストの運用コストなどを減らしていますから、トータルは別ですよ。

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