[新製品・サービス]

NRI、商用DB製品からMySQLやPostgreSQLなどのオープンソースDBへの移行支援サービス

2009年4月23日(木)IT Leaders編集部

野村総合研究所(NRI)は、商用データベース(DB)から、MySQLやPostgreSQLなどのオープンソース・データベースへの移行を支援する「OpenStandia(オープンスタンディア)/DB移行サービス」を2009年4月22日より提供開始する。同サービスにより、従来の商用DB製品を使用する場合と比較してソフトウェアコストが約3分の1に削減可能になるという。

 野村総合研究所(NRI)によれば、不況下で企業のシステム構築・運用コストの削減や適正な予算配分がより強く求められているが、従来、商用DBからオープンソースDBへの移行には高度な専門知識と経験が必要であり、多くの企業にとって困難な作業だったことから、今回「OpenStandia(オープンスタンディア)/DB移行サービス」を提供するに至った。

 OpenStandia/DB移行サービスでは、信頼性を考慮したオープンソースDBサーバーの構築に加え、移行ツールの「MySQL Migration Toolkit」やOracle互換DBの「Postgres Plus Advanced Server」などを利用して、アプリケーションやデータの移行をサポート。現状整理/要件定義、データベースサーバー構築、データベース移行、テスト/リリース、保守サポートのすべてのフェーズにおいて、同社の専門家が支援する。

 サービスの各フェーズの内容は以下のとおり。

  1. 現状整理/要件定義:ヒアリングにより、インフラ、アプリケーションの両面から、現状を整理。インフラについては、性能要件、冗長化方式、クラスタ構成、拡張方式、バックアップ・リストア方式、運用監視方式、セキュリティ方式などについて、確認、整理する。また、アプリケーションについては、SQL、ストアドプロシージャ、ファンクション、テーブル構成、インデックス構成および再作成処理、View構成および再作成処理、表領域再編成処理などについて、確認、整理する。
  2. データベースサーバー構築:移行ツール「MySQL Migration Toolkit」や、Oracle互換DBの「Postgres Plus Advanced Server」を利用し、短期間での移行を可能にする。SQL、ストアドプロシージャ、ファンクション、テーブル、インデックスなどについて移行。また、移行、SQL修正、テストを顧客が行う場合のQ&A支援を行う。
  3. データベース移行:アプリケーションの開発、テストのためのDB環境を構築し、テーブルやデータを移行する。
  4. テスト/リリース:システムリリースや事前のテストについて、その計画の立案や実行をサポートする。
  5. 保守サポート:システムリリース後の安定稼働を実現するために、保守サポートサービスを提供。インシデント無制限の障害対応や、セキュリティ情報の提供などを行う。

 価格は、データベースサーバー構築が50万円~、データベース移行が100万円~、保守サポートサービスが26万1000円~。同社は、今後3年間で同サービスの100社への導入を目指す。

「OpenStandia/DB移行サービス」
http://www.nri-aitd.com/openstandia/solution/db-migration/

野村総合研究所(NRI)
http://www.nri.co.jp/

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